【鬼滅の刃】鬼 殺 隊 の ア ホ 柱 は 愛 さ れ る.

＊合同任務＊ ページ8

「A、任務任務。蛇柱と一緒。
月を目指せ」


『え！！！月って行けるのか！？！？
すごい！！鷹の丸1号行くぞー！！』


日が沈んですぐのこと、Aの相棒である鷹が伝令を伝えに来た。



何故か鷹なのだ。
そして、鷹の名前は鷹の丸1号らしい。
とても流暢に話す鷹は、お館様がAのためにとしっかり教育をしたそうだ。


南南東や、北東などの方角を示した途端にAは、綺麗に真逆の方に突っ走ってしまう。


だから、物を例にして方角を示すらしい。
今日は満月。月が上っている方角を指している



「やっと来たか。阿呆め」

『迷わないで来たよ！！すごい？すごい！？』


ピョンピョンと嬉しそうに飛び跳ねるAを小芭内は、呆れた瞳で見つめる



「所で刀はどうした。」

小芭内は、ハッとした表情でAを見る。
Aの腰には、鞘しかささっていなかった。


『これ、刀だよ？？』

「この馬鹿が。それは刀だ！
とりあえず、時間がない。今回は緊急の伝令だ。
村で鬼が暴れ回っている。すぐに向かうぞ」


少し焦った様子の小芭内を見て、Aにも緊張が走る

『あ、あいあいさ！！！』


鞘しかない状態で一体どう戦うつもりか。





＊



「今回の鬼はアレだな。」

『いぎょーの鬼さん！』

2人の体の2回りくらい大きな鬼。

村の人に事情を聞いてみると、日が沈み出してから急に現れた鬼らしい


家屋の半分は既に壊されている。
他の隊士達も先に来ていたようだが、10人中の半分は殺されていた。

それも惨い姿で



「A、そこに落ちている刀を使え。」

『うん。』


いつも、笑顔で底抜けの明るさをもつAの顔から笑顔が消えた。

隊士の横に転がっている今にも折れてしまいそうな刀を二本両手にとる。

ごめんね、と呟きながら




『はい、ぶっころーす』




刀を構えて、鬼に向かう

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