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*善逸の発見* ページ36

今日は驚く程に天気がいい。
雲一つのない晴天だ

気温も湿度も全てちょうどいい。
たまに吹く風が、頬を撫でる。


少し外に出てみようか。
そう思い、縁側に向かう。

蝶屋敷は、とても大きな所だ。
それに女の子も沢山いる。ウィヒヒ


長い渡り廊下に出て、縁側を目指す。

すると、とても心地のいい音がした。
優しくて安心する音

これは…

足取りが少し早くなった。


「やっぱり……Aさんだぁぁ…
ウェヘヘッ……」

多分、俺の顔は誰にも見せられないくらいに溶けているだろう。

相当気持ち悪いと思う自覚がある


「Aさ〜ん!!……あっ」


Aさんの近くに駆け寄ると、縁側に倒れていた。
いや、正確には爆睡していた


『……』

俺は静かにAさんの隣に腰をかけた。
気持ちよさそうにスヤスヤと眠るAさんからは、いつもの艶めかしさは想像がつかない。

閉じられた瞼からは、長い睫毛が見える。
口は色っぽく、ぷっくりとしていて少し空いていた

スカートからは、長くて白い足が見えている


「生殺しじゃんこんなの……。
無防備ですって……」


これは不味い。自分の理性的な何かが!!!

着ていた羽織を脱いで、Aさんの足元に掛けてやる


すると、モゾモゾと起き上がる


『んぅ…?あれぇ……たんぽぽだぁ…』


寝ぼけているのか、こちらをみてタンポポ発言された。
俺、そんなにタンポポに似てる??もう、タンポポになっちゃう???


『えへへ〜……たんぽぽ〜…』

トロンとした瞳をこちらに向けて、ふにゃりと笑う。
普段のAさんとは別人の様だ。

それに、あの……胸が見えてると言うか…

もう……俺の息子が元気になりそう……


『かーい…いね……』

そう言うとAさんは、俺の頬に口付けをした

ん?口付けをした???


「んなっ!?!?!?
な、何してるんですかアンタっ!!……って、寝てるし………」


はぁぁとなかなかデカい溜息をついた。
口付けをされた頬が微かに熱を持っている

俺に口付けをすると満足そうに、また眠りについた。

そんなAさんを横目に、元気になってしまった息子がバレまいと必死に身を屈めた




大正コソコソ噂話

「Aさんは寝惚けると人の息子を元気にする力があるらしい」

「何を言っているんだ……善逸……」

「ヤダモウゴメンナサイネ!?!?そんな目で見るなよ!!!!」

*ツヤツヤのどんぐり*→←*



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設定タグ:鬼滅の刃 , 五十嵐夏目 , 二次創作   
作品ジャンル:アニメ
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フレフレ組尊い(プロフ) - 話し方が無理 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» 分かりました。リクエスト承りました (2020年6月8日 21時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - 返信ありがとうございます!リクエストなんですが柱の飲み会…みたいな感じがみたいです!よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年6月8日 20時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» ありがとうございます!地道に更新していきます笑 (2020年6月7日 20時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - あ、好きこれからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十嵐 夏目 | 作成日時:2019年9月9日 2時

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