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「ゼェ…ハァッッ……ハッ……も、戻りましたぁ…」

「死ぬ死ぬ死ぬ。死んだ。これ、俺死んだよね?」

「こ、んなのッッ……オエッ……余裕だぜ!!!」


『おかえりなさい〜。頑張りましたね〜』


昼前には、Aさんの屋敷に辿り着いた。
呼吸が苦しい。

まだ、疲れない呼吸法を会得出来ていない証拠だ…
情けない…


善逸は、顔が青ざめており膝がフルフルと震えている。
伊之助は、猪の被り物を抱えて、嗚咽をしながら自慢げに顔を上げている


『三人とも早く終わりましたね〜。
お昼ご飯作りましたから、食べましょう〜』


Aさんの笑顔にとても心が癒されるのを感じる。
俺達、三人に水を渡してくれた。

水の中には何か入っていたのだろうか。
身体の疲れが先程よりマシになっている気がする


『疲労回復の薬も入れておきました〜。
全快までとはいきませんがね、効果は抜群なはずです〜』


Aさんの屋敷の中にあがり、居間に案内される
とても、いい匂いがする。


「疲れた。本当に疲れた。死んでない?俺、生きてる??
何あの地獄の訓練。容赦なくない???」


「はん!あんなの楽勝だぜ!紋逸は貧弱すぎんだよ!馬鹿め!」


「馬鹿はお前だ!!馬鹿!!」


「辞めないか二人共。」


善逸と伊之助が取っ組み合ってるのを何とか止める。
伊之助は気に入らなかったのか、有り余る力で俺の脇腹に突進してくる

辞めてくれ。未だに呼吸が辛いんだ。
息が詰まる……


『午後からはもっと厳しくしますからね〜。
はい、お昼ご飯です〜』


三人の前に置かれた昼餉。
大盛りに盛られた白米、大根の味噌汁、お漬物に、鳥と野菜の煮物。

とても美味しそうだ。思わず腹が鳴ってしまった


『ふふっ。おかわりは沢山あります〜
沢山食べてくださいね〜』


その言葉の直後に、伊之助ががっつき始めた


「Aさん、頂きます。」

「頂きます!」

「これ、うめぇぞ!!!!」


『私も頂きます〜』


そう言ってAさんは俺の隣に座り一緒に食べ始めた。

行儀よく正座をして、背筋が伸びている。
凄く美しかった。


さっきの稽古は吐きそうだったが、今、皆で昼餉を食べられていることがとても幸せに感じる。

懐かしい。


『昼餉が終わり、一刻が過ぎたら稽古開始ですよ〜。
打ち込み台、私と直接稽古。その繰り返しです〜』



やつと、Aさんと手合わせ出来る!!

*→←*かまぼこ隊と稽古*



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設定タグ:鬼滅の刃 , 五十嵐夏目 , 二次創作   
作品ジャンル:アニメ
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フレフレ組尊い(プロフ) - 話し方が無理 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» 分かりました。リクエスト承りました (2020年6月8日 21時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - 返信ありがとうございます!リクエストなんですが柱の飲み会…みたいな感じがみたいです!よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年6月8日 20時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» ありがとうございます!地道に更新していきます笑 (2020年6月7日 20時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - あ、好きこれからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十嵐 夏目 | 作成日時:2019年9月9日 2時

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