【鬼滅の刃】キ ス 魔 の 天 柱 は み ん な を 惑 わ せ る.

＊はじめての大怪我と機能回復訓練＊(リク) ページ17

Noside


し「これは、一体何事ですか？A」

黒い笑みを浮かべ、Aが眠るベッドの横に威圧を放ちながら仁王立ちする胡蝶しのぶ。

そのベッドには、頭、腹、左腕、右足首に大量の包帯を巻かれて横たわっているAの姿があった。


『ふふ〜……ちょっと、油断しちゃいました〜。
弱い鬼たちを倒した後にそれをまとめるボスにやられてしまったんです〜』


痛いはずなのに、案外ケロッとしていて、いつものように笑みを浮かべるA。


し「あのですね、A。頭がぱっくり割れて、腹を斬られ、骨折をする大怪我なんて普通じゃそうそう治らないんですよ？
これが、貴方だから良かったんです。」


『お説教ですか〜？ふふ〜』

し「その怪我、3日以内に治すこと。貴方なら呼吸を使えば余裕なことでしょうから」


鬼のような笑みにを浮かべるしのぶに、少しAはたじろいだ

『は〜い…』



＊
あれから2日が経ったお昼頃。


『しのぶさ〜ん。治りましたよ〜、ほらぁ〜！』


ベッドから降りてピョンピョンと跳ねてみせるA。
こういった子供らしい所は同じ同性、柱だからこそ見せれる一面だ。

そんなAの姿を見てホッと安心したしのぶは、安堵の笑みを浮かべて


し「さ、今から機能回復訓練。久々に致しましょうか。」


と、しのぶが言う。

『あらあら〜……逃げてもいいですか〜？』

し「ダメです。行きますよ」


かつて炭治郎達も機能回復訓練を行った場所へと強制連行される。


広い訓練場には、一人分のマットと、例の薬湯の掛け合いを行う場所がある。

し「私がお相手致しますね。そのついでと言ってはなんですが、お久しぶりにカナヲに稽古をつけてあげてください。」

カ「よ、よろしく…お願い、します。」


『あらまぁ〜。上手にお話ができるようになりましたね〜。まだ少したどたどしいですが。恥ずかしいのですか〜？』

よしよしと、カナヲの頭を撫でて、横に縛っている髪の毛に口付けをする


そんな、Aの姿に全く慣れていないカナヲは顔を紅く染める

し「私の可愛い弟子を虐めないでくださいね。A？」

『あらあら〜』

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