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『いいですか〜?野風さん。私が貴方をお家まで送ってきます〜。そしたら、野風さんはしっかり家の扉を閉めて眠りに着いてください〜』
野「え……Aさんは?」
『まだ、終わってないんです〜。あそこの山が見えますか〜?』
野「は、はい。」
『あそこの山に鬼をまとめていた頭と残りの複数体がいます。私は其方を絞めてきますので〜。
野風さんのお家はどちらにありますか〜?』
野風は、丁寧に家の在処を伝える
すると、Aは、野風を脇に抱え猛スピードで走り出す
野「いやぁぁぁぁぁ!!!」
鬼に襲われたのかと言うくらい声を張り上げて叫ぶ野風を後目にAは、相変わらずの笑顔で向かう
*
『は〜い。着きましたよ〜。』
野「ぁ、ぁりがとぅございます……Aさん、お気を付けて……」
疲れきった表情で家の中に入っていく野風を確認し、少し離れた山へと足を進める
*
残りの鬼を始末し、頭の元へと向かうA。
夜明けは近い。畳み掛けるならば今が良い機会だろう
「な、なぜっ!?!?」
『こんばんは〜。鬼さん』
音もなく駆け出し、頸に刀を突き出す
「や、やめてくれ!!お、俺はあの方に命令されてっ……た、頼む!!命だけは……えっ?」
スパンッと、頸を斬る音が辺りに響く
宙に浮いた頸を、抱え体の傍に置いておく。
「ぁっ……ぁあ……なん、で……こんな…ことにっ……」
『……鬼さん、長い間よく頑張りましたね〜。お利口さんです〜。来世はきっと、鬼にならないですみますよ〜』
慈悲深い笑みを浮かべ、鬼の頬にそっと口付けをする。
「ぁり……ぁりが……と……」
Aは鬼の姿が完全に消え去るまでその頭をひたすら撫で続けた
*
大正コソコソ噂話
炭「Aさんの刀は、綺麗な白銀色だ!
光に当てると、さらにキラキラと輝くんだぞ!」
義「見事だ」
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フレフレ組尊い(プロフ) - 話し方が無理 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» 分かりました。リクエスト承りました (2020年6月8日 21時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - 返信ありがとうございます!リクエストなんですが柱の飲み会…みたいな感じがみたいです!よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年6月8日 20時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 夏目(プロフ) - ぴぇんさん» ありがとうございます!地道に更新していきます笑 (2020年6月7日 20時) (レス) id: 1227add740 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん - あ、好きこれからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: cc6da06cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五十嵐 夏目 | 作成日時:2019年9月9日 2時