72＊ ページ23
TH「A…さん…っ」
私の名前を呼びながら
また頬に涙が溢れてる…
待ってよ…
泣きたいのは私の方だよ…(涙
泣いてるテヒョンくんに掛ける言葉が
見つからなくて…
重い足を引きずるように
そのまま階段を駆け降りようとすれば…
ギュウ…
手を掴まれて
また足が鉛のように重くなって
立ち止まってしまう
TH「どうして…(泣」
涙声だし…
掴んできた手だって震えてる…
TH「俺のこと、信じてくれないの…？」
「待って…何を信じろって？」
意味わかんないよ…
「私のことずっと騙してたんでしょ？
好きとかなんとか言って…嘘ばっかり…
本当はただお店の権利を奪うための
お芝居なんでしょ？」
TH「違うっ！！」
掴まれてた手が、ギュッと握られ
TH「俺は嘘なんてついてない！
本当にAさんが好きなんだ！」
「…やめて！そんな嘘の上塗りしたって
意味ないじゃない…」
そうだよ…
もうお店の権利はあのシュガって人の手に
渡ってるんでしょ？これ以上私たちから
何を奪いたいのよ…
TH「どうして信じてくれないの…？」
「だから…どうやったら信じられるのよ…」
私だってわかんないよ…
あのギラギラしたお店で
こんなイケイケなホスト姿見せられて
騙されてたんだ、裏切られてたんだ…って
あんなに胸が苦しかったのに
どうして、握られた手の感触に
ドキドキしてるの…？
わからない…
わからないよ…
自分の気持ちが…
騙されて悔しい…
裏切られて悲しい…
どっちの言葉も今の苦しさを表せない
好きなのに辛い…
そっか…
私、まだテヒョンくんのこと好きなんだ…
だから、言ったじゃん…
言葉にしたら戻れないって…
「私だって…、好きなのに…」
震えた声で呟くように吐き出せば…
グイッ…
繋いでる手を引き寄せられ
そのままテヒョンくんの胸の中に
ギュウっと抱きしめられる
TH「俺のこと…まだ好きでいてくれるの？」
「わかんない…」
TH「今、好きって言った」
「………」
TH「ねぇ？俺のこと好き？」
黙り込む私を見つめる
その目はまだ赤く腫れてて
「どうして、そんなに泣いたの…？」
繋がれてない方の手を上げて
そっと腫れた瞼に触れる
TH「好きだから…
Aの事が好きだからだよ…」
「私だって…好き…っっん」
最後まで言い切る前に
テヒョンくんの唇で塞がれた
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クローバー＊(プロフ) - Haru Haruさん» あっ！あぁ、そ、そうですよね(汗。あっ、一応このお話にフラグはつけていないので年齢制限はないのですが(汗。あはは〜←笑っとけ笑っとけ(苦笑。面白く楽しんでもらえて本当にありがとうございます(^o^) (2019年2月3日 22時) (
レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
Haru Haru - ありがとうございます!! ついこないだwwwそうですか? 嬉しいです(?) あの､､今思い出したんですが、一応...大人向けですよね?笑 あら！ヤダ私ったら((ﾊﾊｯ でも、私の中では面白さが勝ちましたw (2019年2月3日 0時) (レス) id: 877a29c23d (このIDを非表示/違反報告)
クローバー＊(プロフ) - Haru Haruさん» わぁ！ありがとうございます(感涙)2004年生まれ！！ついこないだじゃないですか！笑。そんなにお若いのにこんな昭和臭たっぷりのお話を楽しんでしかも癒されたなんて…(感涙)ありがとうございます！！また他の作品もありますのでよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年2月2日 15時) (レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
Haru Haru - こんばんは! 全部読ませて貰ってたんですが、凄く面白かったです!! 昭和ネタ最高でした!!私2004年生まれですが、知ってるの沢山あって面白かったです!! どうしてこんなに面白いのですか?((教えてほしいw 完結してしまったのは寂しいけど癒されました! (2019年2月1日 18時) (レス) id: 877a29c23d (このIDを非表示/違反報告)
クローバー＊(プロフ) - ミーさん» ありがとうございます！無事に完結できました！小ネタのネタ元がかなり有名どころを拝借してるので多少の誤差はあるかもしれませんが(汗)同世代ってことにさせてください！(笑)平成も終わりに近づいてますがさらに懐かしい昭和を一緒に楽しんでもらえて嬉しいです♪ (2019年1月16日 22時) (レス) id: fea5f13f8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クローバー＊
| 作成日時：2018年12月16日 21時
