【d!】弟扱いするんじゃない【男主】 (ページ22)

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■ ページ22

tn「ブロマガ書くのと」

『うん』

tn「ブロマガ書くの」

『うん』

tn「どっちがいい？」

『間を取ってギャルゲーtn「え！！ブロマガ書いてくれるんすか！？お願いしま～す！」』

通話越しに悪魔のようにケタケタ笑うのはみんな大好きトン氏。ごめん嘘ついた。今の一瞬で嫌いになった。

何がお願いしま～すだよサマーウォーズか。
ブロマガってあれでしょ？変なこと書いたら左手から順番に生爪剥がされるやつでしょ？

tn「まぁまぁまぁとりあえずやってみ？」

『…もしかして俺の素晴らしい文章で書籍化図ってるの…？』

tn「調子乗んな」

『そんな低い声出るんだ』

闇を見た。

書かないと殺られそうな雰囲気を察知しとりあえず二つ返事で返す。もうみんな気づいてると思うけど俺文才ないんだよね。終わったね。

『どうやって書くの…？ねぇどうやって書くの？』

tn「バリ声震えとりますやんキミ。ゾムにでも聞いてみればええやん」

『ｱｯ確かに』

tn「アホや…」

トン氏てんさ～いと茶化しながらパソコンを起動しゾムのDMに突撃した。恐ろしく早いタイピング。俺でなきゃ見逃しちゃうね

既読はつかないがゾムニキから醸し出される謎の安心感に甘え、そこまで不安になる必要はないという結論に辿り着いた。
どうせブロマガ書くとしても来月からだろ。すぐに予定組めないと思うし。
文章力を磨く時間は腐るほどある。

『おっけーゾムに連絡した』

tn「おっいいゾ～」

『既読ついたら教える』

tn「そうしてくれ～。んじゃさっそく明日からよろしくお願いしますよ」

『任せな。……え？明日？』

tn「おやすみー」

『ねぇトン氏明日って言った今！？』

『…切れてる』

次回！A死す！