【d!】弟扱いするんじゃない【男主】 (ページ14)

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■ ページ14

rb「え～、ほんまか～？」

kn「血じゃなくてワインちゃう？」

『いーーーや、あれは明らかに血だったね！！』

あの後、家にいるのが怖くなって気分転換にブラブラしていたらロボロとコネシマに会った。仲良いねお二人さん。
寂しいからお前も来いと誘われ現在居酒屋にstayしている。

rb「そんな名探偵コナ〇みたいな話あるか？」

『実際あるんだな～それが。…見たい？』

kn「え、持ってきとるん！？見たいみたい」

子どもみたいにはしゃぐコネシマを宥めながらカバンから例の袋を取り出す。ガサッという音とともに、2人の肩がビクッと揺れた。おもろ。

kn「なんか重そうやな」

『重いで』

rb「ソレ中、見てもい？」

『うん』

ロボロはおもむろに袋に手を突っ込み、中の瓶を取り出す。
随分とチャレンジャーやな。

rb「うおっ」

kn「うわっ」

rb「……えぇ、血やんこれ。やば結構べったりやな」

kn「これ、大丈夫なん？」

『わからん…』

瓶を訝しげに見つめるロボロと心配そうに此方を見るコネシマ。(心有るver.)
まぁそういう反応になるよな。血のついた空き瓶なんて普通のテンションで扱える代物じゃない。

何故こんな危ないものが家にあるのだろう。やめて欲しい、ホラー苦手なんだよ。

rb「お前が、危ない犯罪と関係しとるとか？」

『おっ俺は善良な人間だよ！信じてよ！』

kn「ふっwふ、ふん」

コネシマやめろ。笑いをこらえるな。

kn「しっかしやってんな！お前も！ワハハ」

『俺じゃない！ワハハじゃねえよ！』

rb「でも怖いな～こんなモン家にあったら」

『そうなんだよなぁ…出来れば家に置いときたくない』

「じゃあ俺が預かってよっか？」

「「「！？」」」

後ろから声がしたので振り向いて確認する。…前にコネシマが「あ！」と声を上げた。

kn「シャオロン！」

sh「よ」

rb「シャオロンこれ預かれるん？」

sh「まぁ預かるっていうか処理するわ。Aが持ってたら危なさそうやし」

『た、助かるわ…そうして』

いつの間にか後ろにいたシャオちゃんに袋を預けると、何となく心が軽くなった気がした。
これでもう安心だろう。

kn「んじゃあシャオロン。その袋よろしく頼むで」

rb「はぁ～よかったなA」

『うん、せやな』

うんうんと頷きながら酒を流し込んだ。しかし本当になんだったんだろう。あれ。

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sh「…」