episode 5-08 ページ17
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学校の図書室での勉強が日課になり、私がいつも通り図書室で勉強していると頬に暖かい缶が当たった。
ちらりと横を見ると山下先生が悪戯っぽく笑っていた。
『山下先生…、あ、メガネしてる…。』
山下「コンタクト忘れた。明日模試だっけ?」
『そうなんです。』
先生は私の横に座って頬杖をついて教科書を見た。
近くてドキドキしてしまう。
山下「社会か…。」
思わず先生の横顔を見つめてしまう。
山下「…手とまってるぞ。」
山下先生が私の方を見るから、バチッと目が合ってしまった。
『は、い…すみません…!』
山下「A。」
先生の方を見ないまま"はい"と返事をする。
山下「こっち向いて。」
少し俯いたまま山下先生の方に顔を向ける。
山下「目瞑って。動くなよ。」
黙って言われた通りにする。
山下先生にまで聞こえてしまうのではないかと思うくらい胸の音は大きくなる。
すると目の下に山下先生の冷たくて細くてすらっとした指が当たる。
山下「まつげ。
…ほら、早く手動かせ。」
『は、はい…。』
山下先生と一緒にいると息が詰まりそうになるけど楽しくて、このまま時間が止まっちゃえばいいのになんて、思ってしまう。
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みか - 短くてもウキウキできます! (2019年3月1日 6時) (レス) id: fc3e733821 (このIDを非表示/違反報告)
嵐 どーもと! - よろしく頑張ってください!(笑笑) (2019年2月28日 22時) (レス) id: 20a2e61dc4 (このIDを非表示/違反報告)
× 睡眠薬 ×(プロフ) - 嵐 どーもと!さん» こんばんは!おお!裏小説…!初めてなので上手くかけるか分かりませんがチャレンジしてみたいと思います!そろそろ短編作ろうと思っていたのでありがたいですっ。ありがとうございます! (2019年2月28日 18時) (レス) id: a84cda8c74 (このIDを非表示/違反報告)
嵐 どーもと! - こんばんはー 短編集を書くときに、できれば、裏小説も入れて欲しいです!頑張ってください! (2019年2月28日 18時) (レス) id: 20a2e61dc4 (このIDを非表示/違反報告)
× 睡眠薬 ×(プロフ) - 結城みいさん» ありがとうございます、頑張りますっ (2019年2月27日 18時) (レス) id: a84cda8c74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睡眠薬 | 作成日時:2019年2月12日 13時