心地よい音と爽やかな景色まで (ページ47)

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就職して、3年後に私はプロポーズされた。

鶴「A、これまでずっとそばにいてくれてありがとう。」

鶴「それと、これからもずっと一緒にいてください。」

そう言って差し出されたのは、きらきらと輝く指輪。

考える間も無く、出た答えは、

『もちろん…！』

『さいっこうの、誕生日プレゼントをありがとう。』

鶴「…俺こそ、受け取ってくれたことが人生で1番の誕生日プレゼントやで」

鶴「ありがとう」

指輪にも、わたしと汐恩の名前が刻まれていた。

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それから間も無くして、雪がお腹にいることがわかった。

妊娠中辛かった時も、いつも汐恩が支えてくれた。

汐恩は、雪がお腹にいる時から親ばかで、今でもすごくいい旦那さんでお父さんだ。

雪の前では言わないけど、いつもAが1番かわいいとか好きとか言ってくれる。

何年経っても、そう言われるのはやっぱり嬉しいんだよね。

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私は、休みの日に家族3人で起きる朝が好きだ。

私も汐恩も起こされないと起きないから、8:30くらいに目の覚めた雪が私たち2人を起こすこともある。

雪「パパ！ママ！起きて！！！」

『んーーー、もう朝か。』

鶴「雪、二度寝って言葉があってな。」

鶴「二度寝って、めっちゃ気分いいんやで」

『もう、変なこと教えないでよ！』

『雪、パパに乗っちゃえ！！』

鶴「うわーーー、大きなったなぁ〜」

鶴「ぶーーーーん、飛行機〜」

いつのまにそんなに目が覚めたかわからないけど、こうやって朝から汐恩と雪が戯れあってるのを見ると本当に幸せな気持ちになる。

雪「そうえば、パパはママのどこが好きなの？」

鶴「えーーー、ぜんぶ！顔も優しいとこも、おもしろいとこも、ママのぜーんぶやで」

鶴「ママのぜーんぶがだーいすき」

雪「雪もパパとママのぜんぶだーいすき」

『んーーーかわいいねぇ❤︎』

『ママも2人のことだーいすきだよ』

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