心地よい音と爽やかな景色まで (ページ38)

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定期テストとかが終わって、もうすっかり寒くなった。

汐恩の誕生日が、わたしの期末テストと被ってしまったから、クリスマスに併せて祝うことにした。

なにあげようかな。

汐恩におしゃれなのあげるのもなぁ。

あ、いいこと考えた。

欲しいものあげればいいんだ！

『一成、一成！！』

一「なに姉ちゃん？」

『一成ってさ、汐恩とまだ仲良いよね？！』

汐恩と弟の一成は、小さい頃通ってたスイミングスクールが同じで、ほんとの兄弟のように仲がいい。

2人で遊びに行くこともあるらしい。

一「うん。仲良いよ、今度遊びに行くし」

『おーー、ちょうどいい！』

『じゃあさ、汐恩の誕プレなに欲しいか聞いといて！さりげなく。さりげなくね！』

一「えなんで？」

『なんでも。お姉ちゃんの頼み聞いてよ〜』

一「しょうがないなぁ」

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一「お姉ちゃん、！聞いてきたよ。」

『おーー、さっすがー！！できる男だね』

一「さりげなーく、サンタさんになに頼む？とか聞いたら、ライフガードって言ってた。いっぱい欲しいんだって」

なに、この2人はサンタさんとか信じてんの？

まあ汐恩、宇宙人だしな。

いやいや、そんなことはどうでもいい。

『ありがとう一成！』

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