心地よい音と爽やかな景色まで (ページ36)

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『汐恩、わたし気付いた。わたしにとって汐恩は特別な存在なの。』

『汐恩と目があった時キュンとしたし、汐恩が学園祭来るって言ってドキドキした。』

『私も、汐恩が好き』

鶴「……ほんまか？」

『うん。』

鶴「じゃあ、……付き合っｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ⁇」

『なに言ってるかわかんない』

鶴「A、俺と付き合ってや」

『……はい！』

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鶴「ん。」

汐恩が "ん"って言いながら、手を出してきた。

ほんとに不器用なんだな、汐恩って。

繋いだら繋いだで、また汐恩の顔は真っ赤。

わたしたちは、手を繋ぎながら教室に戻った。

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戻る頃には、一般観覧の時間は終わってた。

ユリ栓祥碧「「「「「付き合った？！！」」」」」

栓「ようやくか！！」

祥「汐恩、よかったやん」

碧「おめでとう」

ユリ「Aーーーーーー、よかったね」

『ありがとう』

汐恩が隣にいることが、こんなにも幸せなんて思ってなかった。

『伝えてくれて、ありがとう。』

そう小さな声で、つぶやいた。

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