心地よい音と爽やかな景色まで (ページ30)

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「学園祭のクラス出し物は、メイドカフェになりました」

「メイドやりたい人ー」

ユリ「Aとやりまーす」

『ねぇユリ！！勝手になに言ってんの！』

ユリ「祥生くん呼ぶし、裏方じゃつまらないでしょ？」

そうやって、ユリに丸め込まれてメイドをやることになってしまった。

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衣装合わせの日。

『ちょっと待って……。短すぎじゃない？』

超ミニスカのメイド服に、ハイソックス。それに、高めのツインテール。

なにこれ。めっちゃ恥ずかしい。

ユリ「やばーい、テンション上がってきた〜！」

『どうして、こんなんでテンションあがるわけ？？』

ユリ「まあまあまあ…。」

ユリ「そうえば、汐恩くんにも学園祭声かけた？」

『なんで？』

ユリ「だって前花火したとき、汐恩くんの方見て、顔真っ赤だったよ」

『えええ、汐恩の方見てたの気づいてたの？』

ユリ「とりあえず、早く汐恩くん誘いな！」

A汐恩、祥生たちと学園祭くる?

汐恩行こかな

その返事を見て、なぜかドキドキしてきた。

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