心地よい音と爽やかな景色まで (ページ29)

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夏休み

ユリねぇ、海行かない?

Aいいよ!!!!行こ行こ!

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ユリ「いやーー、海楽しみなんだけど！」

『それな。ていうか、ここで誰待ってるの？』

ユリ「ん？もうすぐ来るって」

祥「ユリちゃーーーん！」

ユリ「祥生くん！！！」

え？ん？

『祥生？！！！！！？！！！』

『いや他も、、、フルメンバー？！！！』

栓碧汐「よ！」

『ちょ、ユリ！！！なに、知り合いなの？！』

ユリ「祥生くんと、仲良くなったの＾＾」

『早く言ってよ〜！！ていうか、祥生も教えてよ！』

ユリ/祥「ごめんごめん」

ユリ「まあ、とりあえず出発しよーー！！！」

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ユリと祥生がバス隣に座るらしくて、残った4人でグッパで決めることにした。

全「グッとパーでそろい」

A:グー、翔:パー、碧:パー、汐:グー

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汐「こないだのこと、もう大丈夫なん？」

バスに座ると、汐恩がそう聞いてきた。

『うん、まあ。ずっと悩んでても何もいいことないし。』

『みんなと遊んでる方が楽しいよ』

汐「まあ元気なら、それでいいわ」

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海につくと、足だけにしとこうと思ってたのに、汐恩と翔也がバシャバシャ泳ぐもんだから、全身びしゃびしゃに。

まあ、これも高校生のいい思い出って感じ？

昼は、浜でBBQを楽しんだ。

ユリ「みんなとの、夏休みにかんぱーい！！！」

「「「「『かんぱーい』」」」」

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日が暮れれば、花火を楽しんだ。

みんなで線香花火をしていると、いつになく楽しそうな汐恩と目が合って、汐恩の目が優しく微笑んだ。

久しぶりに眺めた汐恩の顔は、知ってるよりも整っていて、優しかった。

不覚にも、きゅんとした。

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