心地よい音と爽やかな景色まで (ページ20)

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最後の年はやっぱりすぐ終わる

あっという間に、中学卒業式を迎えた

卒業式といっても、中高一貫校の私たちはほとんどメンツが変わらない。

特別やったことといえば、夜ご飯を食べに行ったことぐらい。

春休みは、友達と卒業ディズニーに行ったり、景瑚くんと今度こそ本当のデートを楽しんだ。

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高校入学式の日

メンバーも先生もほぼ変わらないのに、入学式なんかいるの？とか思いながら最寄りのバス停に行くと、かなり大きくなった汐恩がいた。

昔から、わたしより背が高かったし、ひょろひょろなイメージもなかったけど、知ってた汐恩とは比べものにならないくらい、背も高くなってがっちりしてた。

鶴「あれ？Aやん。」

鶴「いつもこのバスやったん？」

『そうだよ。その制服、A高校？』

鶴「せやねん。また4人で一緒なんやで？頑張ったやろ？」

『また一緒なの？！すごいね』

『あれ？翔也たちは？』

鶴「次のバス停で3人乗ってくるで！」

これから毎日、朝から賑やかになりそうだ。

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