心地よい音と爽やかな景色まで (ページ19)

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汐恩からのDMは、久しぶりだったからか全然続かなかった。

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K5今週の土曜日、デート行こ?

デート？？！！！！

付き合ってなくても、デートって言うんですか？！

なんか急に緊張する)))

でも断る理由もないし、、、

Aうん!!

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景瑚先輩とのデート(??)の日

景「A！」

『景瑚先輩！！ほんとにオーラがすごいよね』

『遠目からでもすぐわかったよ』

景「やっぱり？」

景「ていうかさ、ずっと言おうと思ってたんだけど、いつまで先輩って呼ぶの？」

『え？』

景「けいごくん♡って呼んで？」

『そのなんか♡ついてそうな感じの言い方なに？』

『なんか恥ずかしいから、忘れた頃に呼ぶね』

景「えーーー、しょうがないなぁ」

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その日も景瑚先輩が、色んなところに連れて行ってくれた。

どこもおしゃれなんだけど、景瑚先輩がおしゃれすぎて、写真撮ってても画面割れるかと思ったよ…

駅の高いビルの上の方にあるカフェに来た。

そこからは、市内が一望できる。

『うわーー景色すごい！！』

景「きれいでしょ？」

景「Aはなに食べる？」

『うーん、モンブランにしようかな』

景「Aとセンス似てるかも〜！」

『景瑚先輩もモンブランにしたかった？？』

景「モンブランとスペシャルイチゴショートで迷ってたの！」

景「だから、Aのモンブラン一口ちょうだい」

『それ、わたしも迷ってた！！』

『いいよ！』

2択迷うものも同じって、運命感じちゃうけど…。

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別れ際

景「ねぇ、言いたいことあるんだけどさ」

『ん？』

景「Aのことが好き。付き合わない？」

え、こんなことあっていいの？

こんなイケメンな好きな人に告白されて、付き合えるなんてことあるの？

でも、気づいたら口が

『うん！大好き景瑚くん❤︎』

って言っていた。

景「え？いま景瑚くんって……」

景「ていうか、付き合ってくれるの？」

駅の真ん中にも関わらず、景瑚くんはわたしをぎゅっと抱きしめた。

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