9,疑問。 ページ10
加「ん…」
光を受けて目を覚ました。
寝っ転がったまま、窓の外に目を向けると夕日が綺麗な橙色の空が見えた。
加「綺麗…」
暫く窓の外を見つめていると、襖が開いた。
『調子はどうですか?』
『初めての人の体で無理をさせてしまいました。』
主はそう言って頭を下げた。
加「いや…全然大丈夫…」
そうだ。負けたのか。
システムだと言ってくれたが矢張り気にするものは気にしてしまう。
久しぶりに主に出陣を見てもらえたのだから。
あれ……?久しぶりに…?
でも…初出陣の…はず…
その瞬間。
頭が。
酷く傷んだ。
これは…この記憶は…?
加「いっ…!」
『加州?!』
加「主…こ…こんのすけを呼んでくれる…?」
『分かった。』主は短い返事だけしてすぐにこんのすけを呼んでくれた。
『呼んできました。』
加「ありがとう。」
「ごめん。主。席を外してくれる?」と言ったら、
『何かあったら呼んでください』とだけ言い残し、主は部屋に戻った。
さっきから、注文ばっかりだ。
手入れをしてくれたのは主なのに。
こ「それで…加州清光。どのような用で?」
こんのすけは静かに座っている。
俺は、今、頭に流れてきた記憶を話した。
初めてでない感覚も覚えのある温もりも。
聞き覚えのある声も。
感じたこと全てを話した。
加「俺…ここに来たの初めてじゃないよね…?」
??「やっとかぁ…」
加「!?」
103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
柊花(プロフ) - 夏終朝凪さん» お返事遅くなりました(´TωT`)すみません!ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年11月30日 17時) (レス) id: 8d4279d0fb (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年9月21日 19時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柊花 | 作成日時:2019年5月4日 17時