濡羽色審神者の本丸。【刀剣乱舞】

27,おやすみ。 ページ28

加州side



加「んでっ、……主眠いよね笑」

『んなぁ？はっ……ははっ…』

加「半分寝てるし笑」



俺の話を聞いてくれていた主は半分寝ていた。

そりゃそうだ。今日一日で本当に沢山の事があったのだから。




加「ごめんね主。疲れたでしょ？」

『ううん……すごく楽しかった……』




主の頭を撫でる。主の髪はサラサラでフワフワで、なんて言うか、気持ちいいが全部混ざってる感じ。



加「綺麗な髪〜…ふふふ。」



主の隣はとてもいい匂いがする。

柔らかくて、暖かくて。



加「幸せ。」

『わたしも……しあ……わせ……』





眠そうな目で俺の方を向いて、へにゃりと笑う主は俺の手を握った。





『明日も…よろしく……ね……？』

加「うん…。」



俺は耐えきれなくなって主を抱きしめる。

胸にかかる主の寝息が少しくすぐったい。

腕の中にいる主は、もう夢の中のようで規則正しい息遣いが聞こえる。




加「また、今度も一緒に寝てくれる？


……なーんて。」



『もちろん…お…ふろも…いっしょに…はいろうね…』


加「！！…………お風呂はダメでしょ笑」




もう完全に寝たと思ったのにな。

でも…嬉しいな…俺…愛されてるんだ…！







加「おやすみ。俺の愛しい主…。」





俺は腕の中にいる主の頭に優しくキスをして目を閉じた。

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