司書室の主4 ページ7
「お、お司書はん!?」
織田がAに駆け寄る
口元に米粒を付けた状態で
「どうしたんや!お司書はんが外に出るなんて、天変地異か?地球崩壊か?」
『失礼が過ぎる。…あと、米粒付いてるよ。』
Aはハンカチで米粒を取る
「ねぇ、司書さん。今日は何食べるの?」
『芥川さん。貴方は私に何か言うべき事あるんじゃない?』
「?僕のオススメは鰤の照り焼きだよ?」
『ちがうそうじゃない。』
Aは背中に突き刺さる視線を無視する訳にはいかないと思い後ろの他の文豪達と向き合う
『食事の中断をさせてしまい申し訳ありません。この場を借りて名乗らせていただきます。私がこの図書館の司書ですが、名前は訳あって伏せさせて頂きます。今更何故此処に、という疑問や今まで顔見せなかった事への不満等が各々あると思います。』
『私自身、色々と口実を作り避けてきました。有名な文豪である貴方達に恥じない司書、とは言い難い存在だからです。私はまだ何もし得てはいないから貴方達の司書と申すのは烏滸がましいと思っていたのです。』
『実際、私はアルケミストの力を持つただの小娘に過ぎない。だが、それは言い訳です。私は怖かった。』
『自分達の都合で転生させた挙げ句、本を守る為に戦えと命じられた貴方達に理不尽だと拒絶され、詰られ、罵倒されるのが怖かった。向き合う事から逃げてしまった。本当にごめんなさい。』
頭を下げた私の前に誰かが立つ
「司書さん。顔を上げて下さい。」
柔らかな声が聞こえ、顔を上げる
『泉さん…。』
「僕は知っていますよ。誰かが補修室に運ばれた時、貴方はこっそり訪れて手を握ってくれますよね。姿は隠してる筈なのに声は隠せてないんですよ。そして懺悔をするように謝罪とお礼を繰り返す。僕だけではなくきっと皆さん貴方の正体に気付いていて知らぬ振りをしていたんだと思います。」
「他でもない、貴方が望まない事だったから。貴方が自分から姿を見せてくれる事を待って。」
「ようやく、お話出来ますね司書さん。」
あとがき
鏡花さんの潔癖症は補修中
あと、補修室の主の森先生は夢主が来る時間は席を外してあげてた
出来る男!それが森鴎外!
もうロリコンなんて言わせねえぜ!
多分次で司書室の主は終わり
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おこめ(プロフ) - 夢さん» 太宰で1500注ぎ込んだら三回連続幸田さんが出てきた悲しみ。あと、チャリンキー来すぎ。うちのチャリは定員オーバーです。 (2020年5月29日 16時) (レス) id: 59f0fac7fa (このIDを非表示/違反報告)
夢 - わかりみが深い…私も太宰とオダサクいても安吾がこん・・。レシピは揃ってるんだ、太宰と朔太郎という安吾を呼ぶのに必要な人は揃っているんだ!なのになぜ南吉ばっかくるんだああああああああああ (2020年5月29日 13時) (レス) id: ed90ac981f (このIDを非表示/違反報告)
夢 - ポリポリポロンポロン・・・ (2020年5月28日 12時) (レス) id: ed90ac981f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おこめ | 作成日時:2020年5月26日 16時