王と皇帝は相容れない筈だったpart3 (ページ43)

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その感情は羨望か？それとも… ページ43

ヒロインside
サッカーは僕達の崇高なる目的の手段に過ぎない

その言葉を理解できない剛陣は
「どういう意味だ！？」
「僕にとってFFでの勝利は最終目的じゃない。進むべき道へのステップなんだよ。」

「アレスの天秤の事か。」
「そう。」

どうしたんですかキャプテン！？
と稲森の声が聞こえてきた

「おお、野坂悠馬に蓮さん！なんでなんで？なんでここにいるの？」
「じゃあ、僕達はここで。行きましょう先輩。」
『ああ。ではな雷門イレブン。』

「野坂君！お互いに頑張ろうね！」
稲森が声をかける
「頑張る…？」
おや、
「一つだけ言っておく、灰崎君や君たち雷門が見せてくれるサッカーは正直好きになれない。…いや僕自身サッカーを好きになったことなど一度もない。…君たちはなんとなく、目障りなんだ。」

目障り、野坂は消え入りそうな声で絞り出すように言った

「え？」
「じゃあまたね稲森君。」
『またな、稲森。』
私と野坂は雷門中を後にした

野坂は雷門を出てから一言も話さない
多分野坂は…

よしっ

『野坂！』
私は数歩先にいる野坂を呼び掛けた

「どうかしたの？」
野坂は振り向いた

『デートしよう！』
「え？」
『最近お前疲れはとれてるか？少し気分転換した方がいいんじゃないか？』
「…珍しいね、君から誘うなんて。」
『…駄目か？』
「ふふ、僕が蓮の誘いを断ると思う？いいよ。」

そうして商店街
お台場
繁華街
に行った

野坂の心に余裕を取り戻すため
私は手を尽くした

だが

なぜこうなってしまったのか

私の目の前には
今はもう懐かしい
お日さま園の皆がいて

タツヤと野坂が睨み合うように立っていた

続く

あとがき

おこめ、ポケモン買ったせいで更新が疎かになっちゃった
申し訳ない！

だけどね、イーブィ、めっちゃ可愛いよ
日を置いたらピカの方も買う

あとカイリューに乗るのすごく気持ちいい

ちなみに今日殿堂入りしたぜ！ブイ！