王と皇帝は相容れない筈だったpart3 (ページ23)

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マネージャー本格指導！ページ23

ヒロインside

次の日

「会長、今日からサッカー部マネージャーになるんですね。」
『要。ああ、そうだな。だから、すまないが生徒会の仕事を任せてもいいだろうか？』
「はい。もちろんです。…行ってらっしゃいませ。」

私は生徒会室を出た

要side

会長は変わってしまわれた
以前のような
近付きがたい雰囲気は無く

よく笑うようになった

俺の尊敬する王様が

俺が敬愛してやまないあの人が

何故なんですか

あの男に

何を吹き込まれたんですか

俺は誰よりも孤独で誰よりも優秀で
誰よりも強い
貴女が好きだったのに

「野坂、悠馬ぁっ！」
俺の言の葉は呪詛のような響きを持って
生徒会室に消えた

ヒロインside

『野坂、これを。』
私は野坂に例のノートを手渡した

「これは？……っ!?」
野坂はノートを開いて驚いた

『君達サッカー部の今後の課題かな。今のままでも強いけど、もっと強くなれる。いつもの練習メニューに追加だ。君達のメニューが終わり次第バンドに送信するよう手配している。さて、私はマネージメントをしようかな。』

『今までマネージメントは誰がしていた？』
「あの、僕達二軍が…。」

『そうか。……よし。二軍の分も追加メニューがあるからマネージメントは私が全てやる。』

「先輩、無茶です。どれだけ部員がいると思っているんですか。」
『心配するな野坂。体力には自信がある。…ほらほら、時間は有限。早く練習しろ。』

「ふん。早速監督気取りか？人間兵器か何だか知らんが、小娘が調子に乗るなよ。」
『貴方は、嵐監督か。だが、社長の指示です。貴方では役不足だと思ったのでは？…実際碌な指示も出せなかったみたいですし。』
「なんだとっ！」
『文句があるなら社長にどうぞ。貴方に文句を言う勇気があるのなら、ですけど。』
「……っ！」

『では、私は衣類を洗濯してくるか。…野坂、後は頼んだよ。指示通りに。』
「はい。」

私は更衣室に戻った

あとがき

多分部活はこの話だけ
あとは大体アニメ通りに進ませる