試合の最中にいちゃつくな ページ22
ヒロインside
後ろに野坂の吐息を感じつつ
試合に集中
集中…
できるか！
「彼らはサッカーを楽しんでるの？」
「それはないでしょう。」
だよね、という会話がされていた事に気付かず私はただ
早く終われ早く終われ早くetc
この格好に羞恥を覚えたのだ
「ふふ、先輩、どうしたんですか？」
わざと耳元に唇を近づけ囁くように言った
『なんでも、ない、』
それにしても
一方的な試合だ、と思った
だが雷門の目は死んでいない
まだ闘志が燃えている
ギラギラしている
もはや勝つ見込みもない試合に
あと一点、せめて一点と目はギラついていた
私が試合に夢中になってるせいで
後ろの奴への警戒が疎かになっていた
ぺろっ
『ひあっ！』
思わず変な声が出てしまった
急いで手で口を抑えた
会場が盛り上がっているおかげで私の声は響かなかったようだ
先ほど首筋に生暖かい何かが当たったのだ
『の、野坂…！』
「なんですか？先輩。」
イケしゃあしゃあと…!!
西蔭をチラッと見る
「…………」
こいつ知らんフリをするつもりだ！
お前が甘やかすから野坂がこんなっ！
野坂さんは好きな時に貴方に触れたいのです。我慢してください。
たった数秒のアイコンタクトでこういった会話されていた
「何か妙な気分なんです。」
「先輩を足と足の間に入れるという行為にとてつもない興奮を感じるんです。」
『そ、それは、気のせいだ…』
「へぇ、気のせいですか。」
ところで先輩、と一度切って
「顔が真っ赤ですよ。」
耳元で囁いてきた
んんんんん!!この小悪魔め!!
しかしやられっぱなしは性に合わない
仕返しさせてもらうぞ
『野坂、こっちに顔を向けてくれ。』
先輩？と下を向いた瞬間
「んむっ。」
野坂の首に腕を回し思い切りキスをしてやった
最後にわざとちゅっと音をたて解放した
『ふふん。どうだ、野坂、仕返ししてやった、ぞ？』
何か野坂の様子が妙だなと思い見上げたら
顔を真っ赤にして震えてた
これ、私のせいか？と西蔭に目を向けたら
両目を両手で隠し
「は、破廉恥な！」
とか言っていた
西蔭、意外とピュアだったんだな
試合はいつの間にか1対10で雷門が負けていた
どうやら私の皇帝は攻められるのは苦手らしい
やれやれ、これからは控えるか
え、キスしても平気かって？
野坂にするのは嫌じゃないからいいんじゃないか？実際野坂も嫌がってないし
それより試合、ちゃんと見たかったな…
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おこめ(プロフ) - 恭弥君尊きさん» 分かります。野坂悠馬は尊い。おこめはOPで野坂がでる度手を合わせ拝んでます。ありがたやありがたや…。 (2018年12月2日 20時) (
レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - 初コメ失礼します！この小説、もっっっっっのすごく良いですね！最っ高です！野坂君尊き。発狂しました。親いなくて良かった。切実に これからも更新頑張って下さい！←(できる範囲で) (2018年12月1日 14時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 闇雲夜月さん» ふわぁ！初コメやで！ありがとうございます！社会人の私としては小説を書く事がいいストレス発散になるんでどんどん書いていきますよ！いいっすよね、野坂と佐久間。おこめは美少年大好きですから。 (2018年10月25日 9時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
闇雲夜月(プロフ) - 面白いです！これからも投稿頑張ってください！ちなみに私も野坂や佐久間推しなので仲良くしてほしいです(*^^)v (2018年10月24日 21時) (レス) id: d5dd056e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2018年10月22日 20時
