犬猿の仲3 ページ21
ヒロインside
もう止めてくれ
切実にそう思った
「お姉ちゃんは可愛い物収集とか甘い物とか好きなんだよ！もちろん修行も好きだけどね！」
特に最近はペンギンにキテルみたいだね
ああ、知られてしまった
幻滅してないだろうか
チラッと野坂を見たがここからじゃ顔が見れない
丁度日の影になってて顔を見れない
やっぱり引いてしまったかな？
と二人のやり取りを見るが
「な、なんだよ！その顔！惚れ直したみたいな顔ぉ！教えるんじゃなかった！」
「ありがとう遥君。君のおかげでまた僕の知らない先輩を知る事が出来た。」
「くそっ！皮肉かよ！ムカつくな！」
覚えてろよぉ!!と言い捨て行ってしまった
『お、おい、野坂。お前引かないのか？私みたいな女が可愛い物が好きとか。似合わないにも程がある。』
「いや、とても可愛いよ蓮。僕の騎士は強い上に優しくて可愛らしい。自慢の騎士だ。」
『の、野坂。』
『と、とりあえず席に行こう。西蔭が待ってる。』
ああそうだったね忘れてた
そう言って野坂は、あ、と何かを思い出したように
「ねえ、確か恋人はこういう時手を繋ぐよね？」
『えええ！だってそんな遠くでもないし、ま、周りに見られ…』
ダメ？と上目遣いで見上げてくる
くっ、これは奴の計算だ。私が可愛い物に弱いと知ったから早速使ってきやがった！
奴の上目遣いに惑わされるな蓮！
これは奴の計算だ。奴の術中にはまるわけにはいかない！
「あ、やっと戻ってきたんですね。って、仲いいですね…。」
結論から言おう
負けた
奴の上目遣いに負けた
「先輩の手温かいですね。」
私は鼻を抑え天を仰ぎ
『あ、ありがとう…』
残りの力を振り絞りお礼を言った
おい、西蔭、そんな目で見るな
野坂が尊いのが悪い
目で語りかけた
西蔭は
分かりますと言いたげな目をしていた
西蔭と友情が深まった気がした
『…野坂、ちゃんと座りなさい。それじゃ、お尻が痛いでしょ。』
「平気ですよ。この方がよくフィールドが見えるんです。あ、先輩はここにお願いします。」
そう言って指定した場所は野坂の足と足の間にある席だ
まあ、野坂が落ちそうになったら助けてやれるしな
仕方なく座ったが落ち着かない
なぜなら首に腕を回され密着してるからだ
『野坂、その体勢苦しくないか？無理しなくていいぞ。』
「いえ、先輩が足の間にいる事に何とも形容しがたい気持ちになって新鮮なんでこのままで。」
本当に大丈夫か？
続く
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おこめ(プロフ) - 恭弥君尊きさん» 分かります。野坂悠馬は尊い。おこめはOPで野坂がでる度手を合わせ拝んでます。ありがたやありがたや…。 (2018年12月2日 20時) (
レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - 初コメ失礼します！この小説、もっっっっっのすごく良いですね！最っ高です！野坂君尊き。発狂しました。親いなくて良かった。切実に これからも更新頑張って下さい！←(できる範囲で) (2018年12月1日 14時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 闇雲夜月さん» ふわぁ！初コメやで！ありがとうございます！社会人の私としては小説を書く事がいいストレス発散になるんでどんどん書いていきますよ！いいっすよね、野坂と佐久間。おこめは美少年大好きですから。 (2018年10月25日 9時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
闇雲夜月(プロフ) - 面白いです！これからも投稿頑張ってください！ちなみに私も野坂や佐久間推しなので仲良くしてほしいです(*^^)v (2018年10月24日 21時) (レス) id: d5dd056e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2018年10月22日 20時
