Episode12 裏切りの予兆 ページ18
『え、日本が勝ち進んでいる？』
「はい。…ベルナルド様に何と申し上げれば良いでしょうか。」
『……(日本、確かあの男がいる国か。やはり、グスターブには荷が重すぎたか。)』
Aが重い溜め息をつく
「さ、最後のチャンスを…！必ずや日本を、イナズマジャパンを潰してみせます！」
『…いいでしょう。彼らを決勝まで進めてしまったのはお前の落ち度です。自分の尻拭いは自分でなさい。』
「は。」
『ですが、少し不安もあります。なので、そちらに兵器を送ります。もう試合で勝つのは諦めなさい。お前ごときが止められる相手ではないことが分かりました。』
「…っ！」
『これ以上、ベルナルド様に恥をかかせるな。お前の代わりなどいくらでもいます。…ベルナルド様が知ったら失望なさるでしょうね。』
「か、必ず、イナズマジャパンを潰し、汚名返上します！」
『えぇ。今度こそ、失敗は許されませんよ。』
プツンとテレビ通話が切れた
『…そもそも、イナズマジャパンを潰したくらいで返上出来るほど小さな汚名でもない。もう、彼は失敗続きですからね。』
『全く、これはあまり使わせたくなかったのですが。』
Aは部下に手配した物を思い、頭痛がする
『…死人は出てくれるなよ。』
『しかし新条様がいても尚この始末…、？可笑しいな、私のパソコンに誰かが入った形跡がある…。…少し調べてみるか。』
『(どうか、杞憂であってほしい。新条様がベルナルド様を裏切るなど…。)』
Aの胸に芽生えた不安は消えるどころか日に日に大きくなっていった
『…、新条様、何故、』
Aが逆探知し、念のためPCに備え付けた監視カメラを調べる
Aはバンッとデスクを叩きつけた
『くそっ！気づかなかった！まさか、私が情報を漏洩していたとは！』
『おのれ、新条…！！』
まさか8年前から計画していたのか？
あの日私に声をかけた時から…！
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おこめ(プロフ) - 通りすがりの夢女子さん» 正直何番煎じかなって不安だったんですけど楽しんでもらえて何よりです！温かなコメントありがとうございます！ (2019年9月6日 18時) (
レス) id: 9ca12ec2fc (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの夢女子 - シリアスなお話、私も好きなのでいつも楽しく拝見させて頂いております。更新、大変かと思いますが、お体に気をつけて頑張ってください。応援しております。 (2019年9月6日 0時) (レス) id: 95d7b0ca4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ | 作成日時：2019年8月24日 21時
