彼女の絶望 ページ14
「ゴーストさん、どこにいるんだろ。ファルさんから聞いた話だとこの辺って言ってたんだけどなぁ。」
兵士がキョロキョロしながらワイを捜してた
「…ワイに何か用か。今急いでんねん。」
「うわぁっ!?ゴーストさん!?」
「…はよ要件を言ってくれへんか?ワイ、今虫の居所が悪いんや。うっかり手が滑って撃ってしまうかもしれへんなぁ。」
「ひっ…!あ、あの、これ、先程城門前にいた女性から渡されたのです。ゴーストさんに、と。」
「ワイに?」
手紙を受け取り中を見た
ー初めて貴方と会ったあの場所にてお待ちしております。ー
簡潔にシンプルな文章だったが、誰からなのか理解した
「あの、ゴーストさん?」
「一つ、ファルに伝言を。」
「な、何でしょうか。」
「あんさんはこれで満足なんか?」
「!」
「あと、墓地周辺の人払いを宜しく頼んます。」
「何故、俺に。」
「白々しいなぁ、ファル。あんさん、変装下手過ぎるんとちゃいます?」
「…いつから気づいていたのですか。」
「最初に見た時からや。」
「なるほど。」
「ワイ、もう行くな。あの人の絶望の行く先を
見たいんや。」
段々小さくなるゴーストの後ろ姿を見てファルはため息をついた
「ゴースト、貴方は一途過ぎる。きっと彼女はそれに耐えられなかったんですね。貴方の想いを知っていたからこそ彼女は…。私には少し眩しいです。貴方の在り方は。そしてきっと、彼女もそう思っていたのではないかと。」
「人の心とは難解な物なんですね。」
墓地
以前ゴーストが殺した鼠の墓の前に彼女は佇んでいた
まるで亡霊のように
ただそこに在った
喪に服したような恰好で
小さな黒いヴェールを付けて
続く
あとがき
ラブワンって両目にヒトデ付けてんの?
パリピの考える事は分からないな。
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陽香 - 作者から というのを見ました。そうでしたか。楽しみに待っていましたが、少し残念です。 (2018年12月22日 3時) (レス) id: 0d667bef81 (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 『千銃士 ー現代銃の部屋ー』の更新、お待ちしております。 (2018年12月20日 20時) (レス) id: 0d667bef81 (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ところで…作者様が出されているもう一つの小説『千銃士 ー現代銃の部屋ー』の更新が11月28日で止まっていらっしゃるようですが…どうかなさいましたか?お話を楽しみにしている私としましては、少々待ち飽きました。 (2018年12月20日 20時) (レス) id: 0d667bef81 (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - おこめさん» 私は現代銃派でして、アインス以外全員推しなのです。古銃は…正直言って好みのキャラがあまり…というか いません。 (2018年12月20日 20時) (レス) id: 0d667bef81 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 陽香さん» コメントありがとうございます!これは大して長くするつもりありません。あと現代銃マスターの方とは別次元なのであしからず。おこめはゴーストときゅるちゅが好きです。古銃はスナ様とヤスが好き。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おこめ | 作成日時:2018年12月19日 17時