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ガサガサと音を立てるコンビニ袋と共にコンビニを出ると、ギョンスの携帯が音を立てた。
「電話？」
「うん。…ベクだ」
もしもし？とギョンスが携帯を耳に添えると、「あとどんくらいで戻ってくんの〜！？」とベクの声が響いた。
その声の大きさにギョンスは怪訝そうな顔で携帯を遠ざける。
「ベクうるさ…」
『だってあと20分くらいで流星群の時間になるって！』
「俺たち今コンビニでたところなんだけど」
『間に合わねーじゃん！！！』
「んー、そうだな、ゆっくり歩いて戻るわ」
『おう…じゃなくて、あっチャニョル！！』
騒がしいベクの声の後に続く、低い声。
『ギョンスや〜！！！Aと2人でなにしてんだよぉ！！』
「切るよ」
『ちょ』
待てって！というチャニョルの声を無視して、素早く通話を切るギョンス。
「行こ」
そう言いながら差し出された手をとって、私は頷いた。
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「ギョンス」
「ん？」
「…やっぱりなんでもない」
「なにそれ」
道路の歩道と車道を分ける、ハゲて途切れ途切れになった白線の上を歩きながら また空を見上げる。
すると
「あっ！」
「？」
「ギョンス！流れ星！」
「え、どこどこ」
きらり、と夜空に光の線が現れ、はかなく消え。
それを境に きらり きらり と至る所で流れ星が流れ始めた。
「綺麗…」
私がそう言うと、ギョンスは繋いでる手にキュ、と力を込めた。
つられてギョンスの方を見ると ギョンスの大きい目にキラキラ流星群が映り込んでいる。
「わ、ギョンスの目」
「？」
「夜空みたいだね！…って、ちょっとキザだった？」
自分で言っておきながら少し恥ずかしくなってまた視線を夜空へ戻す。
きらきら
きらきら
頬を撫でる夜風に、自分の顔の暑さを実感した。
「Aの目も夜空だよ」
ふと隣で聞こえた言葉、反射で隣を見ると唇に熱い感触。
額同士を合わせれば、あなたの目いっぱいに私が映っていた。
「ギョ、ンス」
「…ほんとはこのまま抜け出したいけど…」
ガサ、とレジ袋を鳴らしてギョンスは仕方なさそうにため息をついた。
そして
「抜け出せない分、流星群終わるまで2人でいようか」
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夜の山道、夜空いっぱいの流星群の下で ぽつりと寄り添う2人の男女の姿。
2人が冷やかされ、付き合っていることがバレるまであと少し。
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ゆーりんご(プロフ) - suminさん» ありがとうございます！ 純愛をかかない野郎が本気を出しました← (2016年8月15日 20時) (
レス) id: 17c364bb50 (このIDを非表示/違反報告)
sumin(プロフ) - ゆーりんごさん！短編の小説なのに私の目が潤っちゃいました！切ないのにいい話....この5人のつづきが気になります！とてもいい話でした！これからも応援してます！ (2016年8月15日 20時) (レス) id: 20eef0f8b0 (このIDを非表示/違反報告)
レタス(プロフ) - Yellow8938さん» やったー！ありがとうございました！！私も味はわかりません（笑） (2016年8月15日 15時) (レス) id: dc35c175ab (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - こんばんは！ギョンスくん可愛いですドキドキしちゃいましたセフンくんやばいです怖いけどそれだけ好きなのかなってどんな味がするのか想像しちゃいまし (2016年8月14日 18時) (レス) id: 750a0b77cf (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - レタスキャベツ白菜さん» ラブ (2016年8月14日 17時) (レス) id: 7bf82ccb79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe,レタス,練乳,北国,ちょな,ゆーりんご
x他5人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年8月14日 7時
