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ある日のこと……
「ねぇ、君、クリスの歌を聞いたことあるの？」
これまた美形で優しそうな男の人に声をかけられた。
『…あ、はい、一度だけですが。
あの、どちら様で…？』
見た感じ先輩だろうけど
「僕は3年でクリスとは幼馴染なんだ。クラス違うけどね。」
『幼馴染………そうですか。
先輩はクリス先輩の歌を聞いたことは…』
「ふふっ、あるよ〜。上手だよね。コブクロの桜が特に上手いかな。」
私もそう思う。
やはりクリス先輩は歌がうまい。
私は大きく何度も頷いた
「でもね……クリスはもう歌を歌わないんだ。」
『え…………』
「クリスはね、3人家族なんだけど、お父さんもお母さんも優しい人だった。
クリスのお父さんは作詞作曲家でね、歌が上手かったんだ。
だけど………
クリスが6年生の時に、クリスのお父さんは事故で他界したんだ。
それ以来、クリスのお母さんが狂い始めたんだ。」
『狂い始めるとは…？』
その先輩は頷いて、次の言葉を吐いた。
「クリスに暴力を振るようになったんだ。」
『え……ぼ、暴力って……なんで』
だって、優しいお母さんだったって・・・
「クリスはね、それでもお母さんが大好きだった。
いつも…いつも「俺は大丈夫。今はおかしいけど、いつか優しいお母さんに戻るさ」って言ってた。
でも……戻ることはなかった。
クリスは、お父さんがよく自分とお母さんに歌ってくれた『桜』を歌ったら喜ぶんじゃないかと考えたんだ。」
そこまで言われたら、もう次の展開が目に見えたも同然だ。
なぜ先輩が歌を歌わないのか………
『まさか、先輩が歌を歌わなくなった理由って……』
「そう…その歌を歌った時に、クリスのお母さんがクリスに言ったんだ。」
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まんちかん(プロフ) - ぎょんすやぁぁぁ(//∇//)(´д⊂)カイドペンです。このぎょんすすごくタイプです(><) (2016年6月22日 9時) (
レス) id: a211558dbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ユメさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございました(^-^)♪ (2016年3月14日 18時) (レス) id: 3a2005b22e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっぺ！(プロフ) - やばい…面白い!!! (2016年3月14日 18時) (レス) id: c93b607bbd (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - クリスのお話ほんとにありがとうございます！！！！！ (2016年3月14日 17時) (レス) id: 03540e3701 (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - アイラビュゥゥゥフォーエバァぁあああああっ (2016年3月13日 22時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe、レタス、ゆーりんご、玲仁、ちょな、北国
x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年3月12日 8時
