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Aヌナは、留学で海外に行ったらしい。
なんで、僕には言ってくれなかったのか分からなくて
ただただ、悲しかった。
Aヌナは、いつ帰ってくるかも分からない。
分からないことばっかりだ。
好きって言ったくせに、何でどっか行っちゃうんだよ。
その日から無気力にただただ、毎日が過ぎていった。
Aヌナがいないとこんなにも苦しいんだ。
毎日が全然楽しくない。
窓の外を見てみれば、桜の花が咲いてる。
Aヌナが一番好きだと言ってた、桜。
Aヌナを思い出したくなくて、カーテンを閉めた。
春なんて、嫌いだ。
.
部屋に閉じこもってると、部屋のドアがノックされる。
無視してるとドアが乱雑に開けられる。
「なに、俺のノック無視してるんだよ」
ベットで布団に包まってた僕をルハニヒョンが蹴り飛ばす。
「いったぁ〜、もう！ルハニヒョンなにするの！？」
「お前のために来てやったんだろ」
そう言って、足で布団に包まってる僕をグリグリしてくる。
そして、溜息を吐くと、ベットに腰を下ろした。
「お前はさ、Aがいないと何もできないわけ？」
「そんなんじゃ…」
「そんな姿で言われても説得力ないからな？」
ルハニヒョンにギロッと睨まれた。
「あのさー、なんでAがお前には何も言わずに、海外に行った思う？」
「そ、れは……言わなくてもいいくらいどうでもいい存在だ、とか？」
それを言った瞬間、ルハニヒョンは般若のような顔で睨みつけてきた。
「はあ？お前、ずっとAといて何も気付いてないの？」
「なにが？」
「Aが、ホラー嫌いだって知ってた？Aが、お前をいじめた奴に会いに行って怒ったの知ってた？それに──」
知らなかった事実がルハニヒョンの口からつぎつぎと出てくる。
「…なんで…」
「全部、お前のためだよ。お前が好きだから、ずっと頑張ってきたんだよ」
「なんで、Aがお前に別れ告げなかったか分かる？」
"泣き顔を見せないためだよ。"
頭を鈍器で殴られた気分だった。
確かに１度もAヌナが泣いたところなんて見たことがない。
僕がいつまでたっても、Aヌナに甘えてたから、僕に弱いところ見せなかったんだ…
やっと理解した。
ごめん、Aヌナ。
僕、本当に強くなるよ。
Aヌナが帰ってきた時、Aヌナを守れるように、僕の前で泣けるように強くなるからね。
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まんちかん(プロフ) - ぎょんすやぁぁぁ(//∇//)(´д⊂)カイドペンです。このぎょんすすごくタイプです(><) (2016年6月22日 9時) (
レス) id: a211558dbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ユメさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございました(^-^)♪ (2016年3月14日 18時) (レス) id: 3a2005b22e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっぺ！(プロフ) - やばい…面白い!!! (2016年3月14日 18時) (レス) id: c93b607bbd (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - クリスのお話ほんとにありがとうございます！！！！！ (2016年3月14日 17時) (レス) id: 03540e3701 (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - アイラビュゥゥゥフォーエバァぁあああああっ (2016年3月13日 22時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe、レタス、ゆーりんご、玲仁、ちょな、北国
x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年3月12日 8時
