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その日は、いつもと変わらない日だった。
いや、僕が気付かなかっただけかもしれない。
今、振り返ればいつもと違う変化にいっぱい気付く。
なんであの時の僕は、気付かなかったんだろう。
.
僕たちは同じ学校だからいつも一緒に学校から帰ってたのに、その日だけはルハニヒョンはいなかった。
"ごめん、部活だから一緒に帰れない"
そう言われて、僕は何にも疑わずにAヌナと一緒に帰った。
でも今考えてみれば、この日は部活なんてなかった。
.
Aヌナと、2人で帰るだけなのにすごくドキドキする。
心臓が口から飛び出ちゃうんじゃないかなって思うくらい。
なんでこんな気持ちなるのかは分からなかった。
だって、初めてなんだもん。こんな気持ち。
気のせいってことにして、僕はこの気持ちに名前をつけようとはしなかった。
「Aヌナ、2人で帰ることってあんまなかったよね？」
『……。』
「Aヌナ？」
『え、？…あ、ごめんね、考え事してた』
そう言うAヌナは、明らかに元気がなさそうなのに僕は何も聞けなかった。
.
Aヌナの家に着いた時、Aヌナは"アイスが食べたい"って言い始めた。
普段そう言うことを言わないから、僕はびっくりした。
「じゃあ、コンビニで買って、公園で食べよっか」
そう言うとAヌナは、すごく嬉しそうに笑った。
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コンビニで、2人でアイスを買って公園のベンチに座った。
まだ、春だからアイスはちょっと寒いけど、Aヌナが食べたいって言ったんだから我慢我慢。
だけど、Aヌナは全然アイスを食べなかった。
「Aヌナ、アイス食べないの…?」
『あっ、うん食べるよ！』
そう言って、一口アイスを食べるけどまた止まる手。
そのアイスそんなに、美味しくなかったのかな…?
.
『ねぇ、タオ。』
「なに？」
Aヌナの方を見ると、Aヌナの真剣な目。
あまりにも真剣で綺麗な目にして吸い込まれそうになる。
目が潤んでいることに僕は気付かない。
『好きだよ…』
「え、？」
『タオが……好き』
「A…ヌナ？」
そう言うと、Aヌナが軽く触れるだけのキスをした。
アイスの甘い香りがした。
『タオ、ごめんね』
その"ごめんね"ってどういう意味なの？
言ってくれなきゃ僕、分からないよ…
.
.
そして、次の日Aヌナは僕の前からいなくなった。
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まんちかん(プロフ) - ぎょんすやぁぁぁ(//∇//)(´д⊂)カイドペンです。このぎょんすすごくタイプです(><) (2016年6月22日 9時) (
レス) id: a211558dbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ユメさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございました(^-^)♪ (2016年3月14日 18時) (レス) id: 3a2005b22e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっぺ！(プロフ) - やばい…面白い!!! (2016年3月14日 18時) (レス) id: c93b607bbd (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - クリスのお話ほんとにありがとうございます！！！！！ (2016年3月14日 17時) (レス) id: 03540e3701 (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - アイラビュゥゥゥフォーエバァぁあああああっ (2016年3月13日 22時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe、レタス、ゆーりんご、玲仁、ちょな、北国
x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年3月12日 8時
