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A「おぉ……」
バンドの曲はあまり聞いたことがなかったから私には衝撃的だった。
失恋系の歌なのにこんなアップテンポなんだ……。
アルバムに入っていた歌詞カードを取り出し、開く。
『さくらが好きだと君は言った
だけど僕は思うんだ。
「この花よりも綺麗な花が目の前に咲いて
いる」
なんてね。
ジョークの一つも言えずに僕は子供だっ
た
情けなくなるなぁ
いつも口から出るのはメロディー
簡単な台詞も言い出せなくて』
これを、この歌詞をギョンス君はどうやって歌うんだろう。
ギョンス君は……ギョンス君は……
あれ？なんで私こんなにギョンス君のことで頭いっぱいなんだろう。
A「D.Oに似てるからだよね……！」
でも脳裏に浮かぶのはD.Oじゃなくてギョンス君のｸｼｬｯと笑った笑顔。
それと同時に鳴り出す心臓。
＿＿＿＿ダメだ。
音に集中できるように無意識にイヤフォンの音量を上げた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
「A！１年間ありがとう〜(＞＜)」
迎えた終業式。
今日が来るのが待ち遠しかった。
隣の席のギョンス君とはあれから喋れず、でも彼が朝歌詞カードを読んでるのを見ると自然と鳴り出す心臓。
＿＿＿＿早く、聴きたい。
クラスでは「クラス替えしたくなーい」とか言ってる女の子や「早く行こうぜ！」とまくし立てる男の子。
「ねぇ！Aもクラス会来るでしょ？」
A「あぁ……うん。」
そういやあったな。クラス会。ずっと今日の放課後のこと考えてて申し込みをしたことじたい忘れてた。
終業式にクラス会をやるのはうちの学校の定番。
A「あ……のさ」
「ん？」
幹事を務めてるその子に
A「来る人の名簿見せて」
と言う。
「Aが珍しい〜。なんで〜？」
なんて言いながらも見せてくれる友人に感謝し、指で名前をなぞっていく。
A「…………来ないんだ」
「え？」
探してた「ド・ギョンス」という名前。
強制ではないし普段静かな彼がクラス会に参加した姿は見たことない。
…………ってことは
ﾁﾗｯと隣の席を見る。
ギョンス君と喋れるのはこの後が最後なのかな？
「A？」
A「あ……これ、ありがとね」
名簿を返し不思議な顔をしてる友人に「今日先行ってて。用事あるから」と告げた。
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まんちかん(プロフ) - ぎょんすやぁぁぁ(//∇//)(´д⊂)カイドペンです。このぎょんすすごくタイプです(><) (2016年6月22日 9時) (
レス) id: a211558dbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ユメさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございました(^-^)♪ (2016年3月14日 18時) (レス) id: 3a2005b22e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっぺ！(プロフ) - やばい…面白い!!! (2016年3月14日 18時) (レス) id: c93b607bbd (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - クリスのお話ほんとにありがとうございます！！！！！ (2016年3月14日 17時) (レス) id: 03540e3701 (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - アイラビュゥゥゥフォーエバァぁあああああっ (2016年3月13日 22時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe、レタス、ゆーりんご、玲仁、ちょな、北国
x他3人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2016年3月12日 8時
