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整形外科のナースステーションをひょっこり覗くと ナースさんが3人と………あれ？
ベクの姿が見当たらな
「何してんの？」
「わぁっ！？！？」
突然背後から声をかけられて 振り返ると、
そこには少しニヤニヤしている ベクの姿。
……表情からして、
私がバレンタインチョコを渡しに来たことはお見通しらしい。
「え、っと……」
こういう時ってなんて言って渡せばいいのかな…！？
とっさに背に隠した本命チョコの箱をぎゅっと持ちながら 言葉を探していると
「顔赤くなりすぎ。」
ベクが笑いながら 私の服の袖を引いて
足を進めた。
「えっえっ！？」
「いーから、ついて来て」
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引っ張られるようにして ついて行くと、
私の病室に着いた。
中に入り、ベクはベッドの縁に腰掛けて
上目遣いで私を見ながら 口に弧を描いた。
「2人きりの方が 渡しやすいだろ？」
その笑みに、私の余裕はどんどん無くなっていく。
「……意地悪」
「そんな真っ赤な顔で言われてもな〜？」
眉を下げて優しい目をしながら私の頬に手を伸ばすベクは 本当にずるい。
すると、ベクは 私の頬を撫でながら、親指で私の唇をフニフニしはじめた。
「ほら、はーやーく。
俺、後ちょっとで診察の時間来るんだけど」
絶対に私の反応見て面白がってる…！
「〜〜ッッ！！
はいっ！ハッピーバレンタイン！
っわぁ！？」
もうどうにでもなれと 本命チョコを差し出すと 腕をぐいっと引かれて ベクの腕の中に閉じ込められた。
「…ベク…？」
ゆっくりと背中に腕を回すと、
ベクは私の首筋に顔を埋めた。
「あー…幸せ」
耳元で囁くベクの声が すごく くすぐったい。
「いつ渡しに来てくれんのかなーって、
ずっと待ってた。」
「私から貰わなくても、沢山貰ったんでしょ？」
「それとこれとは別。
お前に貰うから意味があるの」
「…ばか」
甘く降り注ぐベクの言葉には、
いつまで経っても馴れない。
するとベクは本命チョコを受け取って、
私の唇に 軽くキスをした。
そして目をパチクリ。
「…あれ、チョコの味だ」
「あ。
さっき 他の人に渡す用のを摘み食いしたからかも」
「………他の人に渡す用…?」
少し顔を傾けたベクの視線の先には 私の腕にかかっている、お世話になっている人たちに渡す用の小さめのチョコレートが入った袋。
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名無し66365号(プロフ) - かくれんぼ 、ワタシのイイナズケは とても好きなんです(；；)皆さんとても大好きな作者様なので凄い楽しみです！ (2016年2月28日 0時) (
レス) id: 768e01c1a0 (このIDを非表示/違反報告)
みじんこ(プロフ) - うっわあぁ…楽しみすぎて禿げます…← 作者様が追加される事に大興奮しています！！大好きな6人の作者様！！すっっごく楽しみです！！頑張ってください(*^^*) (2016年2月28日 0時) (レス) id: 0f2d9cd9e1 (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - えへ、えへへへへへ たのしみだね (2016年2月27日 21時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 4つの作品どれも素敵で学校で愛読していつも元気貰ってます！！ありがとうございます！ (2016年2月27日 20時) (レス) id: ae0b7557bd (このIDを非表示/違反報告)
ナンべく(プロフ) - こんにちは、お知らせビックリしました｡｡｡初期の作者さんも追加の作者さんも大好きな方々だったので!更新楽しみに待っています!がんばってください。 (2016年2月27日 20時) (レス) id: 82d07677eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NeNe,玲仁,ゆーりんご,レタス
x他2人 | 作者ホームページ：玲仁
作成日時：2016年2月13日 7時
