オッパの嘘つき

35lie MG ページ35

俺は既に気づいていた。
Aの彼氏はジス先生だって事。

高校生の頃からAがジス先生を好きなのは
有名な話だったから、みんなが知っていたけど
Aを見てる時のジス先生の顔は
どこからどう見ても惚れていたってのに
気づいたのは俺くらいじゃないかな？？


｢Aの彼氏はジス先生で、ジス先生はAを迎えに来たんですよね？？そうでしょ？A｣

すごく驚いた顔のAとジス先生。
すごく面白くてAの額をペちっとした。

｢間抜けな顔しない｣


A｢してないです…｣

｢してたよすごく｣

そんなやり取りをしていて
少し距離が近づきすぎたかなと思い
離れようとした時に

JS｢近い｣

Aが目の前から消えたかと思うと
ジス先生の胸の中にすっぽり収まっていた。

｢あ〜すみません｣

俺がそう答えるとイラついた顔をしていた。
多分前から相当嫉妬してたんだなって。

JS｢A帰るよ｣

｢あ！俺も帰ります！｣

そして、Aの肩をポンポンっとして
ちゃんとプレゼント渡しなよって帰った。

もう面倒だから早く幸せになれよ。

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