オッパの嘘つき

33lie ページ33

今日はミンギュ先輩に'無理矢理'
呑みに付き合わされていて
帰りが遅くなるから実家に帰ると連絡した。


MG｢で？渡してないの？｣

なんやかんやあれからも仲良くしてる
ミンギュ先輩にはお世話になってる。

MG｢渡せよ｣

｢だってわざわざ被ったの渡せないでしょ！｣

MG｢お前は彼女だろ！｣

ミンギュ先輩には、彼氏は年上としか
伝えてないからジスオッパとは知らないけれど
それなりに応援してくれてる。

｢でも、今更もう｣

プルルル プルルル

｢え、オッパなんだけど、なんで、え？｣

MG｢でろよ！ほら｣

｢わかったわかったから！｣

私が恐る恐る通話ボタンを押して
携帯を耳にあてて話した。


｢も、もしもし｣

JS｢今日はなんで来れないの？｣

｢と、友達と呑みに来てて遅くなるから｣

JS｢迎えに行くよ何時でもいいから会いたいんだけど｣

反対から盗み聞きしてるミンギュ先輩は
少しテンション高めに興奮していて
口パクでもう帰れよって話してくる。

｢え、でも、そんなの悪いし｣

JS｢ううん、迎えに行くから｣

そして、電話を切って
オッパが迎えに来てくれるみたいだ。

｢え、なんでだろ？唐突すぎ｣

MG｢会いたかったってさー！てか、ジス先生に声似てるね｣

そこにはノーコメントしか出来なかった。

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