オッパの嘘つき

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あの時泣いて家を飛び出た時に
たまたま駅で鉢合わせしたミンギュ先輩。

MG｢落ち着いた？｣

｢すいませんいきなり｣

MG｢んーん大丈夫だよ｣

優しく頭を撫でるミンギュ先輩。
本当は優しい人なんだなあ。

｢ありがとうございます｣

MG｢なんかあった？｣

｢…ありありです｣

MG｢無理しちゃダメだよ｣

｢ありがとうっございますっ｣

MG｢ねえ、彼氏どんな人？｣

｢ええ？｣

MG｢教えてよ、ダメ？｣

｢…優しくて…意地悪で…かっこよくて…素敵な人｣

MG｢ふはっ ジョシュア先生みたいだね｣

少しドキリとした。
ミンギュ先輩にはバレてそうで。


次の日言葉に出来ないかもしれないから、
オッパに手紙を書いて、ポストに入れに行った。
ちゃんとうまく収まりますように…

手をぱちぱちして、
帰ろうと思った時

JS｢A…｣

｢じ、じすオッパ…｣

JS｢…｣

少し沈黙が続いて
もう言わなきゃって思った矢先…

JS｢…う｣

｢え？｣

JS｢別れよう｣

｢…え？｣

なんで？どうして？
その言葉が喉につかえて
何も言えぬまま私は泣いて
オッパの前を去ってしまった。

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