天使が一羽 ページ1
「 竈門…くんかぁ、いい苗字だね! 」
炭治郎「 あ、名前じゃないんですね! 」
「 君が竈門くん?よろしくね 」
炭治郎「 っは、はい! 」
いつもならスラスラと出てくる ” はい “ という言葉も、
天添さんを前にすると、喉につっかえる感じがする。
というか、心臓の音が鳴り止まない。
「 …?大丈夫? 」
炭治郎「 は、はい!大丈夫です!! 」
「 あはは、元気だね 」
「 私は
炭治郎「 よろしくお願いします!! 」
「 あ、ところで竈門くんって何歳? 」
炭治郎「 15歳です! 」
「 そうなんだ、一個下なんだね 」
炭治郎「 16歳なんですね! 」
「 んふふ、まあね 」
「 天添さんじゃなくても…いいよ? 」
炭治郎「 へっ? 」
「 だからその…かたっ苦しいから、名前でも…いいよ 」
炭治郎「 なるほど!じゃあAちゃんで! 」
「 ぶっ、ふふっ、Aちゃん…って、さんから来るのかと思った 」
炭治郎「 あっ、Aさんの方がいいですか!? 」
「 いいよっ、Aちゃんで 」
そう言って照れ臭そうに笑うAちゃんを見て、
どうしようもなく心臓の音が鳴る。
炭治郎「 あ、じゃあ呼ばれてるので!さようならー! 」
「 うん、また後でね 」
つい、嘘を言って抜け出してきてしまったが…!
これって…、一目惚れ…なのか?
________
「 呼ばれてる…って、竈門くん忙しいんだね 」
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2022年11月29日 14時