となりのさとうくん。2 (ページ12)

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「ごめんね～勝利さっきご飯食べて寝ちゃったところなのよ～」

「あ…そうですか…じゃあこれ勝利くんに…」

「勝利が起きるまで待っててもらえばいいじゃん！お母さん！！！あの子も絶対喜ぶ！！」

「そうね！いいかしら？」

二人に圧倒されたのもちょっとあるけど勝利くんと少し話したかったから部屋で待ってることにした。

勝利くんの部屋は綺麗に片付いていて、
だけど車のプラモデルとか、雑誌とか
男の子っぽくて
あ～好きな人の部屋にいるんだな～ってドキドキした

ベッドで寝ている勝利くんは苦しそうで、
時々ううっとうなされていた。

私は勝利くんの頭を撫でた。

「…A…？」

「あ、ごめんおこしちゃった？」

「…え！？A！？！？！？」

急にベッドから飛び起きた勝利くん

「え！？なんでいるの！？え！？え！？」

「ごめんね、お見舞いにきたの。
体調、大丈夫？」

「あー…母さんが無理に入れたんでしょ…もうごめん」

「ううん。お姉さんもお母さんもすごく素敵な人達だね。」

私がそういうと勝利くんは少し嬉しそうに笑ってベッドに倒れた。

「あー…ねつあがる…」

「ご、ごめん、たくさんしゃべらせてつかれちゃったよね、もう帰るから」

立ち上がろうとした私の手を勝利くんが掴んだ

「だめ、まだ帰んないで」

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