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｢あ、こんばんは｣
次郎｢あれ、秀ちゃん
今帰り？遅過ぎない？なんかあった？｣
｢バイトの帰りです。｣
次郎｢こんな時間まで？24時前だよ？｣
｢だいたいこんな感じなんで慣れてます。｣
次郎｢そうなの？けどまだ学生なんだからこんな遅い時間は駄目だよ？
世の中何があるかわかんないし！｣
｢大丈夫です。
けどありがとうございます、気を付けます。｣
次郎｢それより晩ご飯食べた？｣
｢バイト終わったばっかりなんでまだ食べてないです｣
次郎｢じゃあうち来る？今からなんだけど｣
｢そこまでしなくても大丈夫ですよ、お気持ちだけで
ありがとうございます。｣
次郎｢え〜、一人で食べるより誰かと食べた方が美味しいと思うんだけど、、、ダメ？｣
ドキッ
｢…わかりました。｣
次郎｢やったぁあ！張り切って作ろ〜
あ、秀ちゃん嫌いな食べ物とかある？｣ﾆｺﾆｺ
｢無いです｣
・
・
・
ガチャ
次郎｢ちょっと汚れてるけど、どうぞ〜｣
｢おじゃまします。｣
初めて人の家にあがった、、、
次郎｢適当に座ってて、すぐ作るから。
あ、テレビ見たかったらそこにリモコンあるから｣
｢あ、はい｣
自分ちより落ち着く、、、、、、寝そう。
どうせ、明日なんも無いし、、、
次郎｢ご飯出来たよ〜、、、って秀ちゃん？｣
｢あ、すいません。｣
次郎｢なんで謝るの？寝たいなら寝ていいよ？｣
｢いや、帰ります。｣
次郎｢どうせ隣りでしょ？泊まっても大丈夫だよ？ご飯は冷蔵庫入れとくから明日の朝にでも食べて｣ﾆｯ
｢すいません、、、｣
次郎｢また謝ってる。
おやすみ秀一｣
甘い匂いがする、、、薔薇の様な、、、いや、バニラの様な甘い香り、、、落ち着く、、、
｢ん、｣
目を開けるとベッドに横になっていた。
あぁ、そうだ、昨日一ノ瀬さんと出会って晩ご飯ご馳走になるんだた、、、そっからの記憶が、、、
確認しようと上半身を起こし辺りを見渡す
｢、、、居ない。｣
まぁ、そうか、、、一ノ瀬さん、仕事あるんだもんな、、邪魔したかも。
パサッ
何が下に落ち確認して絶句した、、、
え、俺、、、え！？嘘！？
そこに落ちていたのは昨日のスーツ。
え、、、なんで、、、
｢あ、起きてたんだ。｣
声のする方に顔を向ければ一ノ瀬さんが居た。
｢お、おはよう…ございます｣
次郎｢うん、おはよう｣ﾆｺｯ
｢あの、俺昨日、、、｣
次郎｢良く眠れた？｣
｢え、あ…はい眠れました｣
心臓破裂しそう、、、
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作者名：赤髪の白雪姫アボカドKing | 作成日時：2021年4月25日 11時
