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「いやぁ、セーフセーフ」
「限りなくアウトだと思うんだけど」
残された私と悟の方にナイフが数本飛んでくる。しかし、悟の無下限に阻まれ、私に届くことはなかった。
「君たち、五条悟と九重Aだろ、有名人だ。強いんだってね。噂が本当か確かめさせてくれよ」
「俺はいいけど。Aは?」
「いいよ、別に。その代わり、ルールを決めよう。やり過ぎて怒られたくないからね」
「そうだな。…泣いて謝れば殺さないでやるよ」
「クソガキが」
結末はまあ予想通り私たち相手に手も足も出なかった。勿論、殺してはいない。私が鳩尾を何発か、悟が顔を数発殴っただけ。それだけでダウンした。雑魚だった。
「こいつバックに写真撮って送ろうぜ」
「お、いいね」
伸びきったQの戦闘員をバックにピースした写真を傑に送った。あちらも案の定終わっていたようで、すぐ戻るという返信があった。
戻ってきた傑の腕にはセーラー服を来た少女が抱かれていた。…なんかちょっと、いや、かなり嫌だ。公私混同はするなとあれ程言われたのに。
「…そんなに睨まないでくれ、不可抗力だ」
「めんどくせえ女」
「うっせ。てか、悟が抱えればいいじゃん」
「はあ?なんで俺が…」
「すまない、悟。変わってくれ」
私の勝ち。したり顔で悟を見ればまた睨まれた。
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プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチにお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月9日 15時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - なるほど、スカート盗難事件の被害者は過去にもいたのですね… (2021年1月31日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:漣 | 作成日時:2021年1月17日 21時