Sugar Love【3】 (ページ16)

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そのあと、一応責任者係である勇太くんに

軽く説教された二人。

持ち場に戻る頃には午前と午後担当が

交代する時間になっていた。

調理場に立ち、鉄板の上でお好み焼き串を

焼いてる勇太くんの姿が様になってて。

もちろん、その姿はまたもやSNSに拡散されて

私達クラスの模擬店は更に熱が増していた。

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廉「Aちゃん、一緒に校内回ろうや。」

あ「うん。いいよ。」

紫「なに言ってん。Aは俺と回んの。」

二人で模擬店回りをしようとしたら

間に入ってきた紫耀。

あ「…茄橋さんは？」

茄橋さんが文化祭にきたってことは

てっきり紫耀と回るんだと思ってたけど…

紫「もう帰った。」

違うみたい。

あ「…そう。じゃあ…3人で回ろうよっ！」

私の思案で3人で回ることにしたのは良かった。

良かったはずなのに、

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あ「…。」

紫「…。」

廉「…。」

さっきから一言も喋らない。

なんなら紫耀も廉もそっぽ向いてるし。

ていうか、私達を纏う空気だけが重苦しい。

あ「あ…あ…っ！！

脱出ゲームだって！お、面白そうじゃない！？」

なんとかこの場の空気を変えようと、

たまたま目に入ったとこを指さした。

廉「クイズに答えて脱出かぁ。

面白そうやん。」

紫「楽勝やな。」

二人して興味を示し始めてくれて、

3人でチャレンジすることに。

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