検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:227,671 hit

Sugar Love113 ページ15

.



紫「抜け駆け禁止てこの前話したやろ!」





すると、今度は紫耀の胸の中に引き寄せられて。





紫「俺は、お前よりずっと前から

好きだったんだよ。Aのことが。」







…えぇ???



今度は紫耀の衝撃発言に、顔上げて目を丸くし、


耳を疑う。





これはドッキリかなにか??


カメラでも仕込んでる?



だって、紫耀はてっきり茄橋さんと


いい感じなのかなって勝手に思い込んでたから。





ど、どうしちゃったの二人とも…



は…っ!!


も、もしかして私夢見てるとか!?



じゃなきゃこんな少女漫画のような状況に


なるはずがない。





自分の頬を抓ってみる。







.















…いたい。


ふつーに痛い。



どうやら夢じゃないらしい。







廉「好きて気持ちに先も後もないやろ。

つかいつまで抱いてるん。はよ離れろや。」



バチバチと火花が飛び散る音が聞こえそうなくらい


睨み合う二人に、なんだか私が気まずい。



これは一体どうすれば…







内心戸惑っていると、





神「お前らさ。文化祭真っ只中だって時に

なにやってんだよ。」



教室の扉の方から顔を覗かせて


呆れ顔の勇太くんと





栞「Aが一番困ってるの気付きなよ。」



勇太くんの後ろからひょっこり顔出して


バナナチョコを頬張るさっちゃんがいた。



助かった…!


なんていいタイミングなんだろう。





さっちゃんと目が合って、


パァッと表情が明るくなったのが自分でも分かる。









.

Sugar Love114→←Sugar Love112



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (368 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1578人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rion | 作成日時:2018年11月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。