Sugar Love116 ページ18
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体育祭の時も思ってたけど、
ハイタッチした後に手を握るのは
紫耀のクセなのかな。
それを無自覚でやってるのだとしたら
彼は女殺しの天才かもしれない。
告白の件があってから廉と紫耀の間に
微妙な空気が流れてたのに、
案外すぐにそれは無くなってて。
紫「なぁ、チーズスティック食いたくね？」
廉「美味そうやん。食お食お。」
いつも通りの紫耀と廉の仲を一歩後ろに
下がって眺める。
その姿に安堵して、自然と緩む頬。
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あ「次どこ行く？」
外も室内も混雑して、中々前に進めない中、
チーズスティック片手に次行く場所を
3人で話し合う。
「きゃぁっ。あの二人ってSNSのRTで
回ってきてた人達じゃないっ！？」
「やっば。生の方がバリかっこいい。」
すれ違う女子高性からの熱い視線と
小さな歓声を浴びてる二人。
すっかり有名人だ。
そんなことに全く気付いてないけれど、
てかそろそろ気付いてもいいんだけど、
自分達が注目されてるなんて
微塵も思ってないのがすごいよね。
紫「A、危ない。」
さりげなく腕を引いて自分の方へ引き寄せる。
すれ違う人とぶつかりそうになったところを
紫耀が助けてくれた。
あ「ありがとう。」
そう言って離れようとしたら
紫「人凄いしはぐれそうで心配やな。」
いきなり私の手を握る。
思わず握られてる手を二度見。
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作者名：rion
| 作成日時：2018年11月27日 16時
