Sugar Love39 ページ39
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神「昼時だからめっちゃ混んでんな。」
約束の時間に待ち合わせた場所で勇太くんペアと
合流したのはいいけれど、
フードコートはとても混んでいて。
席を確保しようと二手に分かれてることに。
紫「おっ。あそこの席もうすぐ空きそうちゃう？」
私の肩をトントンして問いかける。
紫耀の視線を辿った先を見ると
確かに食べ終わったファミリーが片し始めてて。
席を立ったのを見計らって紫耀がそこのテーブルまで
即座に向かった。
私の方へ手をひらひら振って、合図する。
紫「神に連絡するわ。」
電話で席を確保出来たことを勇太くんに知らせて
再び合流して。
神「栞那、なに食べたい？」
栞「焼きそばがいいー！」
神「りょーかい。」
紫「Aは？」
あ「あ、私自分で買いに行くよ。」
紫「女子は2人で待っててええから。
なに食いたい？」
なんて言うから
お言葉に甘えて食べたいメニューを指定する。
財布からお金を取り出そうとしたら
「お金はいらんよ。」と断られて
勇太くんとレジまで行ってしまった。
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桜庭さんと2人で紫耀達が戻ってくるまで待つ。
ちゃんと会話なんてしてないから
緊張するなぁ。
って思ってたら
栞「根岸さん学校では大変でしょ？」
急に喋りかけられて
あ「へ？」
間抜けな声が漏れる。
栞「実は勇太から根岸さんの話よく聞いてるんだ。」
あ「あ…そうなんだ。」
栞「元男子校で、しかも地元じゃ不良高校で
有名だったとこに女の子一人はさすがにキツいよね。」
あ「今でもまだ慣れないんだけど、
紫耀と勇太くんのおかげで助けれてるかな。」
眉を八の字に垂らし、苦い笑みを浮かべた。
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作者名：rion
| 作成日時：2018年9月25日 16時
