Sugar Love【1】 (ページ2)

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Sugar Love02 ページ2

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幼少期の頃、両親を事故で亡くし、

親戚にも引き取ってもらえなかった私は

児童養護施設に入った。

初めの頃は寂しくて毎日泣きじゃくって

お父さんとお母さんに会いたいが口癖で。

そんな泣き虫だった私の唯一の救いだったのは、

お母さんが遺した十字架のネックレスだった。

お母さんがいつも大事そうに首にかけてたそれは、

私とってはお守り。

毎晩寝る前に十字架を握り締め、お祈りしていた。

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前の学校で人間関係が上手く行かず。

転校することになった私は、寮がある高校を考えてて。

施設の先生にお願いしたらちょうど近くに来年から

共学になる高校があると教えてくれて

そこなら寮もあるからと了承してくれた。

なのに…

施設で仲良かった子から

「その高校って元は男子校でしょ？」

って聞かされ、

「しかも不良高校らしいよ。」

なんて聞いたのは転入手続きが済んだ後のこと。

正直不安だった。

元は不良男子校だった学校で

残りの2年間過ごす自信なんてなかったから。

でももう手続きは済ませちゃったし、

他の学校にまた変更するのも申し訳ない。

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そしたらこれだよ？

「女ァァァ！！！！」

転入早々こんなに追いかけられることある？

恐怖だよ？

あ「いやぁっ！来ないでー！！」

絶対ムリっ！

こんな学校で友達作るとか

2年間何事もなく過ごせるはずがないもん。

あ「誰か…誰か助けて…っ！」

首にかけてる十字架ネックレスを

握り締めて助けを求めた。

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