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『もうギブアップさせて…』
「だーめ。ちゃんと出来るまで終わんないから。ほらー早く早く時間なくなる」
『スパルタすぎるよ…』
さあなんと、私は今ドジャー・スタジアムのブルペンにいる。
今日はAとしてロサンゼルス・ドジャースの始球式に呼んでいただいた。それ自体はとても光栄なことだし、メジャーリーグの始球式は初めてだからワクワクするのだけど、実際にピッチングをするのは球技が大の不得意な私なわけで。
試合開始前にブルペンで練習していいよと言っていただき、加えて「なんなら家族なんだしオオタニに教えてもらった方がいいよね」と粋な計らい付き。ドジャースの敵チームであるエンゼルスの翔平さんからピッチングを教えられている。メンバーはみんなマネージャーさんとスタジアムツアーを受けているのに私だけ…
「ほら、しっかり指掛けて握る。……そうそう、肘はそんな感じでok…」
「Hey, showy」「What's up bro〜」
「うわー面倒くさいの来ちゃった。Go away go away」
翔平さんのチームメイトのサンドバルとスアレスが仲良く肩を組みながらブルペンに入ってくる。��あまりAをいじめないであげてよ����ショウは彼女をプロにしようとしてるのか？��と2人は私の味方みたいだ。
「ショウの教え方はどう？分かりやすい？」
『ん〜…私は元から球技が得意じゃないから、教え方云々より教えてもらってもできないかな』
「Yo, ショウヘイ聞いた？Aが分かりにくいって」
「いやそんな事言ってなかったじゃん」
「オレAと写真撮りたいからそろそろ切り上げてあっちいこうよ、鬼教官オオタニサーン」
「Aも一応“オオタニサン”なんだけど」
そんなやりとりをしながら追加で1、2球ほど練習していると、��そろそろ時間だから終わりにして〜��と一平さんが呼びに来た。他の広報さんたちもカメラを持って入ってくる。
「Aさん投げられるようになりました？」
『ワンバンで入るように…はい。頑張ります』
「あれだけ特訓したんだからノーバン！」
「ほら見てイッペイ、ショウがAをずっといじめてる」
「まあ翔平はAさんのことになると熱いんで…お疲れ様です。あ、先に写真撮るからサンディとスアレスも4人でそこに並んで」
ドタバタと写真撮影まで済ませたあと、スパルタ鬼教官に��しっかり見てるから��と念を押され、待機中のメンバーの元に戻った。
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エミ(プロフ) - 手でほっぺた挟まれてキスされるのキュン死にました (9月11日 0時) (
レス) @page43 id: cee5b6d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ももし(プロフ) - 完結おめでとうございます。続編が楽しみです！ (8月19日 22時) (レス) @page50 id: bc4ae7623d (このIDを非表示/違反報告)
亜澤 - 大谷の占ツクがまだ少なくて貴重だった頃にここに辿り着き、いつも楽しく読ませていただきました。物語はもちろんWEBニュースが妙にリアルで凄く好きでした！完結おめでとうございます。もし書かれるならばいつか短編や高校生の大谷も見てみたいです。 (7月7日 16時) (レス) id: 988238442f (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - 完結してしまい寂しいです。続編読みたいです (7月6日 19時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
ソ - 完結おめでとうございます☻ 大谷翔平先取 × K-POPアイドルの組み合わせが自分的にとても好きでとても楽しく読ませていただきました！！今後、短編等の更新があった際にはまた楽しく読ませてもらいたいと思います。ありがとございました！ (7月6日 1時) (レス) @page50 id: 79a52f538e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：dreaming | 作成日時：2023年3月23日 21時
