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「だから結婚が重要なんじゃなくて、こうやって悩んだりしたときも安心させられるような場所になりたいの、俺は」
ずっと変わらない翔平さんの優しさに、鼻の奥がツンとして堪えようとしても涙が出てしまう。私も翔平さんの笑った顔を見ていたいって思っていたのに、今こんな顔をさせてしまっているのは私だ。
「…悩んでたの、気づかなくてごめん」
『違うよ、私が言わなかったのが悪いの。ごめんなさい』
そう言うと翔平さんは少しだけ表情を緩めて、親指で涙を拭ってくれる。またそんな優しさに泣きそうになると��もう泣かないの��と両手で顔を包まれた。
「俺はAが好きで、笑ってて欲しくてそれだけだから」
『…私も翔平さんに笑っててほしいし、もうこんな顔させたくない』
「うん。お互いそう思ってるんだからこれからは1人で悩んだりしないで」
『分かった。…翔平さんも何かあったら力になりたいから言ってね』
「もちろん。じゃあこの話は終わり」
ぺちっと私の頬をたたいて、翔平さんの手が離れる。
「…あ、そうだちょっと待ってて」
徐に立ち上がったかと思えば、リビングから出ていってしまった。少しして戻ってきた翔平さんの手には綺麗なラッピングをされた箱が。
「今日一応クリスマスだから。メリークリスマス」
『あ、私も…』
テーブルの上に置いていた鞄から、私も用意していたプレゼントを取り出す。
『メリークリスマス。今日はどたばたと…失礼しました』
せーのと2人で同時に開けると、翔平さんが私にくれたのは小ぶりで綺麗なネックレス。こんな素敵なプレゼントをしてくれた本人は、目をキラキラさせて私のプレゼントした箱の中身を取り出す。結構前になるけど、翔平さんと出かけた時にそろそろ買い替え時かなと言っていたお財布だ。
プレゼント交換をしてから翔平さんが入れてくれたコーヒーを飲んでようやく落ち着くとクリスマスもあと少し。いつも寝るのが早い翔平さんは隣で少し眠たそう。見つめていると愛おしい。
『…翔平さん』
「ん？」
『大好き』
すると微笑んだ翔平さんがこちらを向く。ネックレスをつけた私の首元から視線が上がってきて、目があったと思えば距離がなくなる。唇には柔らかい温もり。
「俺も」
そう言ってふにゃりと笑って、また唇が重なる。
メリークリスマス、翔平さん。
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dreaming(プロフ) - ナオさん» コメントありがとうございます🥰2話目に関するご指摘で合っておりますでしょうか💭2話目がnews webという記事サイトを模して書いており、中でエンジェルスと表記されていたため同様にしています✏️違和感ございましたら申し訳ありません💦 (5月28日 1時) (
レス) id: 9dca30db00 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - コメント失礼します！球団名はエンゼルスではないでしょうか、？ (5月26日 9時) (レス) id: 7c9f4910e9 (このIDを非表示/違反報告)
dreaming(プロフ) - rrstpa5588さん» わわわ嬉しいですありがとうございます🥰続編出しましたので、よければ読んでみてください🫶 (2023年3月23日 21時) (レス) id: d4fff86390 (このIDを非表示/違反報告)
rrstpa5588(プロフ) - もう最高です！！！！🥺💖続編楽しみにしています😳 (2023年3月23日 11時) (レス) @page50 id: ab46ef83dc (このIDを非表示/違反報告)
dreaming(プロフ) - るる２号さん» ニヤニヤしていただくこと本望でした🥰（笑）いま新しいお話を考えている途中なので、出した際にはぜひ読んでやってください📚 (2023年3月22日 23時) (レス) id: d4fff86390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：dreaming | 作成日時：2022年9月25日 21時
