第1話 ★☆ ことの始まり 【現在・過去】 ページ4
貴「…。」
おば「さぁ、今日も働いてもらうよ!」
貴「は、はい…。」
強制的にデッキブラシを持たされ、店の掃除をする。これはいつもの朝の事…。表向きでは笑顔を絶やさない素敵な人で通っているが、裏では私をこき使ってゲラゲラ笑う最低な人だ。
貴「あ、あの…今日は学校は…。」
おば「はぁ?そんなのに行かせるわけないだろ!余計な金がかかる。お前は店の手伝いをしておけばいいんだ!ここに置かれてる恩を忘れるな!」
貴「ッ…!すみません…。」
店の客からは、おばの手伝いをしているいい娘だと思われている。表向きでも、学校に通って、頭のいい子供で通っている…。
でも…。本当は、そんなんじゃない…。辛い、悲しい、苦しい…。
私がイギリスに来る事は、仕方の無いことだと思った。だってうちの家は貧乏だ…。明治はいって、いろんな経済がおかしくなって、私の家の店は潰れた、残ったのは、借金で…。
そんな中、私のためにお金をまた借りている母と父を見るのが辛かった…。
だから私は仕方なくここに来た。
そうすれば、私のために使おうとしていたお金が減るし、二人で過ごしやすいと思ったから。
貴「…。」
今日も1日、この人のおもちゃになる…。
…誰か…助けて…。
おば「おい!何ぼさっとしてんだ!早く掃除終わらせろ!」
貴「…すみません。」
ぼそっというと、おばは舌打ちをしてこっちにづかづかと近づいてきた。
おば「あぁ!?聞こえないね!ちゃんと自分の仕事を…しろッ…!」
水の入ったバケツを頭からかけられた。
これも、いつものこと…。もうなれた。こんなことでウジウジなんて、してられないから…。
貴「…。」
私はデッキブラシを手に取りまた掃除を始めた。
おば「…。」
______________________________________
ー現在ー
貴「可哀想に…いつもおばにこき使われてたんだ…。なんだかこの子、私に似てる…。」
蒼井「うん。早く、このおばさんから逃げ出せれたらいいけど…。」
貴「うん。」
私たちは、イギリスに来た。社長の許可をもらい、このヴァンパイアと、女の子のことを調べに来た。
このふたりの話はイギリスでは有名な話らしく、たくさんの人が情報をくれた。
貴「それで、その後女の子は…?」
英国民「うん、その日…おばに連れられて森に行ったんだって…。」
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ら3ら2か(プロフ) - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» 大丈夫!絶対ならん!!wうちもあらよあらよしちゃったけど最低免れてるからw (2016年12月4日 15時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - ら3ら2かさん» 久しぶり〜!このあとに…グフフ(☆∀☆)R指定行かないようにぎりぎりまでせめて見るつもりだよ☆ これでR指定なったら笑えるわ笑 (2016年12月4日 15時) (レス) id: 1f31e782ab (このIDを非表示/違反報告)
ら3ら2か(プロフ) - お久しぶりです!きた、きた、、、激ピンク……!?そろそろですかね!!?あああもう楽しみです!!wこれからも更新頑張ってください! (2016年11月6日 21時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» 萌えですっ!萌え萌えで超ドキドキする(*´∀`)こんなにカッコ可愛いヴァンパイアになら血吸われてもいいです!!むしろ吸われたいww忙しいとは思いますが自分のペースで更新頑張って下さいね(*´∀`) (2016年10月23日 5時) (レス) id: ad01cac25d (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» 萌えだよ!萌え過ぎてもうドキドキヤバいwwしょーたんになら素直に血を捧げるよ? あ、twitterね、垢変えたからお迎え行こうかなって思ってたんだけど、タイミング逃したからここでアカウント言うね!(@Eru_mg41123) (2016年10月23日 0時) (レス) id: bdb3729c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月19日 15時