第25話 ★ 素直な気持ち…。 【過去】 ページ28
俺は首を絞めている手を強くした。
爪を立てて、首に刺さるようにして…。
少し首から血が出てきて…。
翔太｢…うまそーな血…。｣
もっと出ろッ…！！
貴｢ｯ…！！｣
翔太｢痛いだろ…？やめてほしいだろ…？ほら、早く嫌いって言えよ。｣
次々にAの首から血が溢れ出る。
貴｢ｯｯ…！！…き…！｣
来た！
貴｢…す…き…！｣
翔太｢…！？｣
貴｢…す、き…なのｯ！！｣
翔太｢…。｣
貴｢あな…たの…ことがｯ！｣
なんで…。殺されかけてんのにそんなこと言えんの…。
翔太｢…何それ…。冗談にも程があるんだけど…。｣
貴｢冗談…で、そんなこと言え、ないもんっ！｣
翔太｢…。なんで…お前そんな余裕あんだよ…。｣
俺は手を緩めた…。いや、緩めることしか出来なかった…。
翔太｢…。｣
貴｢…翔太…。どうしたの…？殺さないの…？｣
翔太｢お前は、怖くないのか。…殺されることが…。｣
貴｢…クスｯ…。ねぇ、私がこの森に入ってきた最初の目的なにか覚えてる…？｣
翔太｢お前が…入ってきた…。｣
貴｢うん。…私、小さい頃はね、日本にいる両親と幸せに暮らせていたの。でも、時代の変わり目…。明治に入ったらさ、経済も、何もかもが変わって…私の両親が営んでいたお店も潰れちゃったの…。私、両親に｢お前を育てることが出来ない｣って謝られた。それで私は仕方なくここ、イギリスに住む叔母の元にやってきた。でも…叔母は私を虐めてきた…。私はそこから抜け出したくて…。逃げたくて…。だからこの森に連れてこられた時、ラッキーだと思った。やっと死ねるって、やっと叔母から解放されるって…。｣
翔太｢あ…。｣
そうだ…。こいつ、最初死にたいって言って俺の元に来た…。
貴｢だから、今ここで殺されても、いいの。｣
Aは涙を流しながら微笑んだ。
それがとても綺麗で、とても悲しくて、儚くて…。
翔太｢んっ…。｣
気づけばキスをしていて…。｢離したくない｣なんて、ガラでもねーけど…。
翔太｢消せるわけｯ…ねーじゃねーか…。｣
今、Aの顔を見たら絶対に笑われると思って抱きしめることしか出来なくて…。
翔太｢…。｣
血が、綺麗…。
翔太｢はむっ…。ペロｯ…。ﾁｭｯ…！｣
貴｢ｯ…んｯ…！｣
翔太｢逃げんな…。…もう、殺すなんて、言わねーから。…そばにいてくれｯ…。｣
貴｢う、ん…！｣
だめだ…理性が保てない…。
翔太｢なぁ、喰ってもいい？｣
その数秒後には、俺は理性を失った。
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ら3ら2か(プロフ) - 最先端の消しゴム（−＿−；）さん» 大丈夫！絶対ならん！！wうちもあらよあらよしちゃったけど最低免れてるからw (2016年12月4日 15時) (
レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - ら3ら2かさん» 久しぶり〜！このあとに…グフフ(☆∀☆)R指定行かないようにぎりぎりまでせめて見るつもりだよ☆ これでR指定なったら笑えるわ笑 (2016年12月4日 15時) (レス) id: 1f31e782ab (このIDを非表示/違反報告)
ら3ら2か(プロフ) - お久しぶりです！きた、きた、、、激ピンク……！？そろそろですかね！！？あああもう楽しみです！！wこれからも更新頑張ってください！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 最先端の消しゴム（−＿−；）さん» 萌えですっ！萌え萌えで超ドキドキする(*´∀`)こんなにカッコ可愛いヴァンパイアになら血吸われてもいいです！！むしろ吸われたいww忙しいとは思いますが自分のペースで更新頑張って下さいね(*´∀`) (2016年10月23日 5時) (レス) id: ad01cac25d (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - 最先端の消しゴム（−＿−；）さん» 萌えだよ！萌え過ぎてもうドキドキヤバいwwしょーたんになら素直に血を捧げるよ？ あ、twitterね、垢変えたからお迎え行こうかなって思ってたんだけど、タイミング逃したからここでアカウント言うね！(@Eru_mg41123) (2016年10月23日 0時) (レス) id: bdb3729c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月19日 15時
