男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、 翔太と、ずっとこれから一緒にいます。

第302話 嬉しい！！ ページ31

貴｢まだ、かな…？｣

翔太…。遅いよ…。

ｯ…！また、お腹が痛くｯ…！

みゆき｢A！連れてきたよ！！｣

後ろから声がして振り向くと、若干汗をかいているみゆき姉と、翔太がいた。

翔太｢A、平気？｣

貴｢うん。いま、私の前の人が呼ばれたみたいだからそろそろかも…。｣

翔太｢どこの科に行けって？｣

貴｢うん。…それがね…。｣

言おうとした時、アナウンスが流れた。

｢673番でお待ちの蒼井A様。9号室へどうぞ…。｣

貴｢あ、翔太…一緒に来てくれる？｣

蒼井｢うん！もちろん！｣

みゆき｢わたし、ここで待ってるね！｣

貴｢うん！｣

私たちは呼ばれた部屋へと行った。

医者｢蒼井Aさんですね。｣

貴｢はい。｣

医者｢そちらの方は？｣

貴｢私の夫ですが…。｣

医者｢そうですか！それは良かった！実は、蒼井さんなのですが…。｣

私の手元に1枚の紙が渡された。

医者｢おめでとうございます！新しい命が、今、貴方のお腹の中に宿っています！！｣

貴｢え。それって…。｣

医者｢妊娠、ですね！｣

翔太｢ｯ…！本当ですか！？A！ありがとう！！｣

貴｢翔太…。｣

医者｢相手がわかっていらっしゃって良かったです。最近では誰のかわからない相手の子供を授かる女性が増えているので…。｣

貴｢そうなんですか…。｣

医者｢一応今日はこれで帰ってもらって結構なのですが、また何かあったら、それと、1ヶ月に一回はまた病院にいらしてください。｣

貴｢わかりました。｣

翔太｢ありがとうございました。｣

私は外で待ってるみゆき姉のところへ行った。

貴｢みゆき姉…。｣

みゆき｢あ、どうだったの！？｣

貴｢私ｯ…！私ｯ…！｣

みゆき姉にさっきもらったプリントを渡した。

みゆき｢！？…良かったね！A！！さぁ、早く帰ろう！みんなに報告だ！｣

貴｢うん！｣

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