第299話 ある肌寒い季節の時 ページ28
賢章「うん。…それより、二人疲れてるでしょ?もうゆっくり休んだら?明日からまた仕事なんだから。」
蒼井「あ、そうだね!そうするよ!いこう?A!」
貴「うん!じゃあ、みなさんおやすみなさい!」
「「「おやすみ〜!」」」
僕はAの手を引いて部屋に戻った。
蒼井「疲れたね!もうお風呂入ってねよっか!」
貴「そうだね!」
僕達は、あの絵のことを、何も気にせず過ごすことにした。
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それから数ヶ月季節はすっかり肌寒くなる11月になった。
肌寒いって、思ってるのは…僕だけかもしれないけど…。
今日は僕はアニメのアフレコで、Aと一緒にいられなかった。
最近、僕達のことを考えてか、社長がやけに僕達の時間をくれる。まぁ、それが社長なりの優しさなんだろうな〜!
蒼井「ふふっ。」
鈴木「あー!翔太くん頬が緩んでる〜!くそぅ!幸せそうな顔しやがってッ!!」
と言いながら頭をグリグリされる。
蒼井「い、痛!痛いですって!達兄!」
さぁ、今日も仕事、頑張るか…。
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私達が新婚旅行に行ってから数ヶ月…。まぁ、そんなにたってないけど…。
私は今日、女の子がメインになってくるある学園モノのアニメの収録に来ていた。
貴「…。」
みゆき「A平気?」
貴「うん。」
そう、最近あまり体調が優れなくて、みんなに隠してたら、みゆき姉には、すぐにバレてしまった。
貴「…あと、もう少しだから…。」
みゆき「そう…。」
その時、お腹が痛くなって、吐き気がすごいした。
貴「ッ…!ごめん、みゆき姉、トイレ行ってくる!」
みゆき「え!?あ、うん。」
私は駆け足でブースを出た。
何やってんの!今、大事な時期なのに!!
貴「ッ…!はぁッ…!」
気持ち悪い…。
貴「はぁッ…はぁッ…!みゆ、き、姉…。」
たす、けて…!
私は廊下に倒れ込んでしまった。
みゆき「Aー!もうアフレコはじま…!?A!!」
倒れ込んでしまっている私を見て、みゆき姉は救急車を呼んだ。
数分で、救急車はきた。
監督「また、後日にするよ。くれぐれもお大事にね。」
みゆき「すみません、監督…。」
監督「いや、いいよ。この話は、主人公である蒼井さんがいないと成り立たないからね。」
貴「すみま、せん…。」
「すみません!ご用意ができたので、これからこちらの病院に移動します!動向者の方、1人お願いします!」
みゆき「はい!」
第300話 もしかして…→←第298話 まぁ、絵の事はそんなに気にしなくても…
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ゆるゆるるるる(プロフ) - ヴァンパイアのお話と繋がってるんですね!凄かったです!この小説を読ませていただきながらボロ泣きしていました……これからも頑張ってください!! (2017年3月22日 0時) (レス) id: 61eed14801 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - しーちゃんんん!!完結おめでとう!!!!!ラスト、すっごく良かったよ!!次のお話も読むね!! (2016年9月28日 7時) (レス) id: bdb3729c29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゐみん(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく良い作品で、超愛読させてもらってました!!!!!次作も楽しみにしてます! (2016年9月19日 8時) (レス) id: d20b8ac115 (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き - 初めまして、一松大好きと申します。完結おめでとうございます。 (2016年9月19日 5時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 最先端の消しゴム(−_−;)さん» 完結おめでとうございます!詩の方も喜んでもらえたみたいで良かった〜(*´∀`)これからも友達としてよろしくお願いしますっ!アリス(・ω・) (2016年9月19日 4時) (レス) id: ad01cac25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年8月25日 20時