喧嘩 の後 ページ10
メンバーとスタッフでご飯を食べた後
たまたま女性スタッフと横並びになって話した所をAちゃんに見られたらしい。
ちゃんとお互い話し合って誤解だったねって笑い合うと
さっきまでの張り詰めた空気とは全く違う空気が流れた。
ごめんね。
好きだよ。
って何度も何度も名前を呼んでキスをすると
もういいよって言いながらAちゃんは照れ笑いをした。
かわいいなぁ。
離したくない。
この笑顔を絶対に無くしたくない。
他の奴に取られたくない。
独占欲だけが募った。
余裕ないんだよなぁ、俺が。
横で静かに眠るAちゃんの寝顔はやっぱり無防備で
どこか、弱そうで。
泣かせて申し訳ない気持ちが今になって押し寄せてきた。
「ごめんな」
前髪を掻き分けて優しく口付けると小さい声を漏らした。
「ごめん、起こした?」
「んん、だいじょぶ」
「ごめんな」
「ん、たく、」
「ん?」
「好きって言ってくれて、ありがとう」
ふわりと、今にも消えそうな細い声で、
優しく笑って、そう言った。
なんだか少し、泣きそうになった。
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らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時